小児科は一般病棟と違って子どもが対象になるので、看護も専門的な知識が必要になります。
子どもは大人と違って自分で訴えることができないので、どのように接したら良いか分からないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
小児科は成人と違って注意しなければならないこともたくさんあるため、正しい知識や技術を身につけることが大切になります。
今回は、小児科で働く看護師にオススメの小児看護の基本が身につく参考書を3選紹介します。
小児科で働く看護師にオススメの参考書
小児看護の看護技術を勉強したい看護師にオススメ
〜目次〜
第Ⅰ章 小児看護の実践に向けて、第Ⅱ章 小児看護技術の基本、第Ⅲ章 小児の状態把握のための看護技術、第Ⅳ章 日常生活援助にかかわる看護技術、第Ⅴ章 検査・処置・治療に伴う看護技術
小児の看護技術は成人と違う部分もたくさんあります。
会話が十分に成り立たない小児だからと言って、説明不足のまま処置などを行なってしまうと協力を得ることができません。
小児にも理解できるよう説明を行うためにも、正しい看護技術とエビデンスを身につけておく必要があります。
この本では小児の看護技術の手順とエビデンスが紹介されているので、根拠を理解しながら技術を身につけることができます。
看護技術は根拠が重要になってくるので、小児看護の看護技術を基礎から勉強したいという人にはオススメの1冊です。
小児の看護過程を勉強したい看護師にオススメ
〜目次〜
第1編 疾患からみた小児看護過程の展開(第1章 乳児期、第2章 幼児期、第3章 学童期~思春期)、第2編 症状からみた小児看護過程の展開、第3編 特殊治療における小児看護過程の展開
小児看護では成人と違って、乳児期や幼児期などの発達段階に分けて考えることが基本です。
発達段階によって必要な看護ケアも異なってくるため、小児看護で必要な看護過程の知識を身につけたいと考えている人にオススメです。
この本では発達段階ごとに看護過程が紹介されており、病態の関連図も載っているので疾患の知識も身につけることができます。
また看護過程だけでなく、必要な看護計画なども紹介されているので、現場で活用できるだけでなく普段の自己学習にも役立つ1冊です。
小児看護の疾患を勉強したい看護師にオススメ
〜目次〜
1.発達と症状・病気、2.頭とくびの病気、3.胸部の病気、4.腹部の病気、5.全身の病気、6.こどもの事故と対応
小児科で働いていると小児の疾患について勉強しなければなりませんが、子どもに多い病気についてうまく覚えられないという人もいると思います。
この子どもの病気の地図帳では、子どもの病気の特徴や症状の見方、考え方などの病気の全体像がわかりやすく紹介されています。
疾患についての紹介だけでなく、発病の仕組みや病気の状態、経過などが写真やイラストで詳しく紹介されているので、読んでいるうちに自然に頭に入ってくるという人も多いです。
体の部位ごとに疾患が紹介されているので、イメージしやすく勉強に活用できる1冊です。
小児看護の知識を身につけるために
小児科は子どもと母親の親子が対象になるため、成人と違うスキルや知識が必要になることがあります。
言葉で訴えることができない子どもに対して、安楽に処置が行えるよう正しい技術を身につけることが必要になってきます。
小児看護の基本を勉強したいと考えている人は、今回紹介した小児看護の基本が分かる参考書の3冊を参考にしてみてください。
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