精神科は他の科目と違ってコミュニケーション能力などが必要になります。
言葉ではない非言語コミュニケーションや精神科疾患の患者理解など、直接的な看護技術とは違うため、勉強が難しいと感じている人もいるのではないでしょうか?
精神科は看護の中でも特殊な環境であるため、精神科で必要になるスキルも変わってきます。
今回は精神科で働く看護師にオススメの精神科で必要な看護ケアが分かる参考書を3冊紹介します。
精神科で働く看護師にオススメの参考書
精神科で必要な非言語コミュニケーションを勉強したい看護師にオススメ

精神科看護の非言語的コミュニケーションUP術―事例で学ぶマンガでわかる
〜目次〜
第1章 治療的かかわりと精神科看護におけるコミュニケーション(治療的かかわりとコミュニケーション/ 動作/ アイコンタクト/ 空間距離/ 相対角度 ほか、第2章 患者の症状別コミュニケーション技術の実際(幻覚・妄想が激しい患者の場合/ 抑うつ患者の場合/ 躁状態患者の場合/ 拒絶患者の場合/ 不安患者の場合 ほか)
精神科では様々な患者さんと接する機会が多いですが、特にコミュニケーションが難しいと感じる人も多いです。
言葉ではなく、非言語コミュニケーションなどのコミュニケーションスキルも患者さんを理解する上で大切になってきます。
この本では精神科看護で実際に遭遇する場面をマンガで紹介されているので、イメージしやすく分かりやすいと精神科で働く看護師に中にも持っているという人が多いです。
非言語コミュニケーションなどのコミュニケーションスキルは精神科だけでなく、すべての領域で活用することができるので、コミュニケーションスキルをアップさせたいと考えている人にはオススメです。
精神科で使用される薬について勉強したい看護師にオススメ

〜目次〜
1.「抗うつ薬」がわかる、2.「睡眠薬」と「抗不安薬」がわかる、3.「抗精神病薬」がわかる、4.「抗てんかん薬」がわかる、5.「老年期に使う薬」がわかる、6.「その他の精神科の薬」がわかる
精神科では色々な種類の薬剤を扱うことが多いため、薬剤の種類や薬効などが覚えられないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
精神科で扱う薬には、向精神薬や抗不安薬などの精神に作用するものが多いですが、副作用などにも注意しなければなりません。
この本では精神科で使われている薬が紹介されているので、薬物療法について勉強を始めるというビギナーにぴったりの内容です。
また主要な薬剤が一般名と商品名で載っているので、臨床でもすぐに活用できる知識を身につけることができます。
本の帯にも書いてあるように、まずは「ざっくり知りたい」という人にオススメの1冊です。
精神科の患者とその家族への関わりを勉強したい人にオススメ

精神疾患を抱えた患者さんとの関わりは苦手に感じているという看護師も多いですが、患者さんとどのように接して良いか分からないと悩む人も多いです。
精神科看護では、精神疾患の理解や患者理解が重要になってきますが、この本では精神科医である著者の具体的なエピソードを交えて関わり方が紹介されているので、精神科病棟が初めてという人にも参考にできる内容になっています。
心が不安定な患者さんに対してどのような対応をするのが良いのか、精神科で働く看護師であれば必ずぶつかる疑問について、分かりやすく紹介されています。
精神科で必要な看護ケアを勉強するために
精神科は一般病棟と違って看護技術よりも、コミュニケーションスキルなどが必要になります。
精神科の患者さんとの関わりが難しいと感じる人も多いと思いますが、どの分野であっても看護を行うためには、患者理解が大切になってきます。
精神科で必要な看護ケアを勉強したいと考えている人は、今回紹介した精神科で必要な看護ケアが分かる参考書の3冊を参考にしてみてください。
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