手術室に配属されたら必須で買っておきたい参考書5選!

就職して手術室に配属されたという新人看護師もいると思いますが、手術室は勉強が大変なので苦戦しているという人も多いのではないでしょうか?

学生時代に習得した基礎看護技術を活かす場面よりも、毎日覚えることがたくさんあると思います。

手術室の専門的な環境で勉強の方法や何を参考にしたら良いか分からないという人も多いでしょう。

そんな手術室に配属された新人看護師にオススメの手術室で使える参考書紹介します。

【目的別】手術室の看護師にオススメの参考書

1)器械を勉強したい新人ナースにオススメ

手術室の器械・器具: 伝えたい! 先輩ナースのチエとワザ (オペナーシング2008年春季増刊)

手術室の基本と言えば、手術で使用する器械を覚えることですが、新人看護師が最初につまずくポイントでもありますよね。

見たこともない器械がズラリと器械台に並び、同じような見た目で区別もつかない、そんな器械を覚えることから始まりますが、器械に関してはこの本がオススメです。

器械の一つ一つの説明が写真入りで書いてあるので、ペアンとコッヘルのような鈎ありなしの細かい部分まで理解することができます。

また器械の使用する場面も細かく書いてあるので、実際の手術シーンをイメージしやすく、器械のDrへの渡し方も写真で説明されているので実戦に活かせるのもポイント。

基本的な開腹手術で使用される器械からラパロで使用される器械まで、幅広く網羅されているので、事前学習にも活用できる1冊です。

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2)手術看護を勉強したい新人ナースにオススメ

はじめての手術看護―カラービジュアルで見てわかる! できるナースはここからはじめる!やりなおす!

〜目次〜
第1章 手術と手術看護/第2章 術前訪問/第3章 麻酔/第4章 体温管理/第5章 体位管理/第6章 遺残防止/第7章 器械出し看護

この「はじめての手術看護」は、手術室で行われる看護業務や仕事の流れを勉強したい!という人にオススメの参考書です。

手術室では基本中の基本である手洗いや術前の準備、体位の管理などの術中の看護も細かく書いてあり、写真付きで説明されているのでイメージしやすいこともポイント。

また、手術室看護が初めてという新人看護師だけでなく、中堅ナースや指導者の復習用に使用されていることも多く、基礎部分を理解することができます。

手術室の看護は病棟看護とは違う部分が多いので、その違いや介助方法なども細かく説明されているので、すぐに使える知識が盛りだくさん。

仕事中に理解しきれなかった部分を、しっかり復習するときにも役に立つ一冊です。

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3)手術の流れを勉強したい新人ナースにオススメ

ナースのための手術室マニュアル

〜目次〜
手術室看護総論/各論(消化管・一般外科)/肝胆膵外科/呼吸器外科/血管外科/乳腺・内分泌外科/小児外科/整形外科/脳神経外科/形成外科/皮膚科ほか

手術室看護で重要な項目の一つである、手術の流れと術式についてですが、術式と器械を覚えることに苦労しているという新人ナースも多いはず。

この「ナースのための手術室マニュアル」では、各手術ごとに直接介助と間接介助の手術室看護師の役割が一目で分かるようになっているので、初めての新人看護師でも手術の流れをイメージしやすいこともポイントです。

器械出しと外回りの動きが同時に分かるので、先の動きを考えながら手術の流れをイメージすることができます。

また器械出しのポイントも細かく紹介されているので、より実戦的な知識を身につけることができます。

手術に使用される器械も細かく載っているので、手術を担当する前の事前学習にも役立つ1冊です。

各術式が紹介されているので、新人ナースだけでなくベテランナースまで使えるアイテムです。

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4)手術室で使用される薬剤について勉強したい新人ナースにオススメ

手術室の薬剤122: オペナースがパッと調べてサクサク使える! (オペナーシング2014年春季増刊)

〜目次〜
第1章 全身麻酔に使用する薬剤/第2章 局所麻酔に使用する薬剤/第3章 術中の循環管理に使用する薬剤/第4章 そのほかの術中管理に使用する薬剤/第5章 手術に関連して使用する薬剤/第6章 輸液・血液製剤/第7章 心肺蘇生で使用する薬剤

手術室では麻酔の勉強も必要ですが、麻酔に使用される薬剤などについても勉強する機会が多いです。

外回り業務では、術中の患者さんの状態に合わせて薬剤が必要になることもあるため、麻酔科医のDr.だけでなく手術室の看護師も薬剤の知識が求められます。

看護師として初めて働くという人もいると思いますが、この本では手術室で使用される薬剤を網羅しているので幅広い知識を身につけることができます。

また、薬剤の作用機序なども細かく説明に載っているので、根拠を理解しながら勉強を進めることができます。

薬剤辞書のようにパッと調べやすいデザインなので、すぐに調べたいときに役立つので便利です。

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5)疑問を解決したい新人ナースにオススメ

これだけは知っておきたい手術室ナーシングQ&A (ナーシングケアQ&A 33)

〜目次〜
術前管理/手術室入室時/硬膜外麻酔/脊髄くも膜下麻酔(脊椎麻酔)/気道確保/術中管理/手術終了時と術後管理/その他

色々な参考書を見て勉強を進めていると「疑問」など分からない部分が出てくると思います。

先輩やプリセプターに聞いて解決することも方法の一つですが、この本ではQ&A方式になっているので、疑問から答えを探すことができます。

内容は基本的な手術室看護の知識はもちろん、臨床で役立つ知識も幅広く紹介されているので、新人ナースだけでなくベテランナースまで使える1冊です。

科目別の疑問が紹介されているので、質問から逆引きをしたい、すぐに解決したい!という新人ナースにはぴったりの参考書になっています。

また勉強会のテーマなどにも活かせる内容が多いので、自己学習だけでなく様々なシーンで活躍してくれるアイテムです。

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手術室の看護師は覚えることがかなり多い

手術室は病棟と違って特殊な環境であるため、配属された当初は戸惑うことも多いと思います。

手術に慣れるためには経験も必要ですが、正しい知識を勉強して身につけることも大切です。

手術室の勉強をしたいという看護師は、今回紹介した5つの参考書を自己学習に役立ててもらえると幸いです。

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/