病院で看護師として働いている人には無縁かもしれませんが、「確定申告」という言葉は聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか?
でも実際はやったことないし、確定申告の方法も分からないという人がほとんどだと思います。
実は、看護師ライターとして得た副業の収入は確定申告をしなければいけないのです。
知らないでは済まされないので、確定申告についてしっかり押さえて起きましょう。
確定申告とは税金の申告を行うこと
毎年3月ごろになると確定申告についての広告などを目にする機会が多いですが、普段看護師として病院で働いている人とっては無縁のことが多いため、意識したことがないという人もいると思います。
確定申告ってなに?という人もいると思いますので、確定申告について押さえておきましょう。
確定申告とは、国や地方に納める税金の申告の手続きを行うことです。
私たちは生活の中で様々な形で税金を納めていますが、所得にかかる税金を特定するためには確定申告制度が必須なのです。
主に個人事業主の人などが1年間の収入や支出から納付すべき所得税の金額を確定させて納税を行うことですが、実は病院に務める看護師も確定申告を行なっているのです。
確定申告が必要な人と不要な人について
一見、確定申告と無縁に感じる看護師ですが、実は病院が本人の代わりに確定申告を行なってくれているのです。
そのため、確定申告は次の3パターンに分類されます。
・確定申告が不必要な人
・確定申告が必要な人
・確定申告をした方が良い人
この3パターンに分類されますが、それぞれの内容を見ていきましょう。
確定申告が不必要な人
確定申告をする必要がない人ですが、病院で働いている看護師に該当します。
病院側が働いているスタッフに対して年末調整を行い、確定申告を代わりにしてくれているので、自分で確定申告を行う必要がないのです。
確定申告が必要な人
確定申告が必要な人の中には、病院や会社に勤めている人が該当することがあります。
・給与収入が2,000万円を超える人
・給与以外に副収入があり、その所得だけで20万円を超える人
・2個所以上の会社から一定額の給与を得ている人
このほかにも対象となる項目がありますが、病院で勤務している看護師に該当する項目は上記の通りです。
1年間の間の転職をして2ヶ所以上の病院から給与をもらっているけど、年末に退職して年末調整を受けていないという人も確定申告の対象となります。
確定申告をした方が良い人
確定申告をした方が良い人というのは、確定申告を行うことで納税したお金が返ってくる場合があります。
主に転職などで職場での年末調整を受けていない人は、確定申告を行うことで払いすぎた税金が返ってくることがあるので、申告をしなければ損をしてしまいます。
これらが確定申告のパターンになりますが、確定申告は面倒だし出来ればやりたくないと思っている人も多いと思います。
年間20万円以下の副収入は確定申告が不要
面倒な確定申告をする必要があるなら看護師ライターは諦める!なんて思っている人もいるかもしれません。
実は、看護師ライターとして収入をもらっても確定申告が必要ない場合があるのです。
それは、「1年間の副収入が20万円以下の場合は確定申告が必要ない」というルールがあるのです。
看護師ライターの場合は副業という扱いになるため、1月1日から12月31日までの間に得た収入が20万円以下であれば確定申告の必要はないのです。
20万円以上稼ぐことがなければ確定申告を行わずに済むということです。
面倒な確定申告が嫌だという人は、収入額を計算しながら看護師ライターを続けることも方法の一つです。
しかし、副業といってもどのような仕事でも20万円以下であれば確定申告が必要ないということではありません。
アルバイトとしての収入は20万円以下であっても確定申告が必要
看護師ライターとしての副業は20万円以下であれば、確定申告の対象にはなりませんが、アルバイトとしての収入の場合は確定申告が必要になるので注意が必要です。
休日に単発のアルバイトで1年間の収入が20万円以下であっても課税対象になるのです。
2ヶ所以上の病院や会社から給料をもらう場合は、収入を合算して確定申告を行う必要があります。
その理由は、年末調整をしてくれる会社や病院は本業の1ヶ所と決まっているためです。
アルバイト先では年末調整が受けられないため、自分で確定申告を行う必要があるのです。
この場合は、たとえアルバイトの収入が20万円以下であったとしても申告が必要になるので忘れずに確定申告を行うようにしましょう。
確定申告をきちんと理解しておくことが大切
病院で働いている看護師にとっては確定申告などは無関係だと考えている人も多いと思います。
無関係に感じますが、勤め先の病院が代わりに行ってくれているだけで、実は無関係ではないのです。
税金に関わる申告は大切なものになるので、しっかり押さえておきましょう。
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