看護師のネイルがダメな理由と意外と存在するネイルOKの職場とは?

看護師として働いていると爪を伸ばすこともできず、指先のオシャレが楽しめないですよね。

ネイルをして指先のオシャレを楽しみたいと考えているナースも多いはず。

爪を伸ばさなければネイルくらいはいいのでは?と思った人もいると思いますが、職場の規則で禁止されているところも多いです。

なぜ看護師のネイルは禁止されているのでしょうか?

今回は、看護師のネイル事情とネイルができる職場について紹介します。

看護師のネイルがダメだと言われている理由

看護師はネイルが禁止と言われている職場も多いですが、なぜネイルがダメなのでしょうか?

看護師のネイルがダメな理由は、いくつかあるようです。

看護師のイメージが悪い

患者さんは看護師に対して、清潔感や清楚といったイメージを持っている人が多いです。

爪を伸ばしていると清潔感がなく、あまり良いイメージを持ちませんよね。

爪を伸ばしているだけでもクレームとして報告されてしまうため、ネイルとなるとさらに厳しいことが分かります。

爪を伸ばすことやネイルをすることで看護師のイメージが悪くなってしまうため、病院の規則で禁止しているところが多いです。

爪が長いと患者さんを傷つける恐れがある

看護師は患者さんの身体ケアなどを行うため、素手で患者さんに触れることが多いです。

爪が長いことで、患者さんの皮膚を引っ掻き傷をつけてしまう事も考えられます。

もし、患者さんの皮膚を引っ掻いてしまい血液が付着すると、看護師自身の感染のリスクが高くなってしまいます。

また、患者さんを傷つけないように気を遣って作業をすることにより、作業に時間がかかり作業効率も悪くなることが挙げられます。

身体介助やケアが多い病院では、このようなリスクが高くなるため禁止されています。

長い爪は不衛生

爪が長くなると爪の間に汚れが溜まりやすくなります。

看護師が行うケアの中には、汚物などを扱うものも多いので、手袋をしていても汚れがたまる可能性は高くなります。

また、爪の間の汚れが溜まったまま患者さんのケアを続けることで、他の患者さんへ汚れを介して感染させてしまう危険性もあります。

院内感染は看護師が原因となってしまうリスクも高いため、不衛生という理由で爪を伸ばすことは禁止されています。

看護師が気をつけておきたいネイルケアのポイント

爪は伸ばせなくても、普段からネイルケアはしっかりしておきたい人もいると思います。

深爪しすぎない長さに整える

看護師がネイルケアを行うときは、爪の長さに気をつけることが必要です。

深爪までは求められませんが、白い部分が少し残る程度の長さに整え、爪の断面をしっかりヤスリをかけて滑らかにしておくことが大切です。

爪を切ったまま尖っている部分があると、患者さんへのケアの時に傷をつけてしまう危険性が高くなってしまいます。

看護師の中には、透明のネイルであればバレないと思っている人も多いのではないでしょうか?

爪の表面を保護するために塗っている人もいますが、透明であってもネイルはネイルという扱いなので、注意を受けてしまう事も。

爪の表面は削って滑らかにする程度のケアに止めておきましょう。

甘皮処理のやりすぎに注意

ネイルケアの時に甘皮処理を行う人も多いと思います。

適度な甘皮処理は問題ありませんが、甘皮処理のやりすぎは爪の根元の皮膚から細菌などにより感染を起こしてしまう危険性があります。

感染を起こしてしまうと、爪郭炎、爪周囲炎と呼ばれる炎症を起こしてしまいます。

症状としては、爪の周囲の痛みや発赤、腫れ、進行すると膿がたまり黄色くなり、悪化すると眠れないほどの痛みがでる事もあります。

絶対に NG!こんな場面での看護師のネイル

仕事以外であればネイルができると考えている人もいると思いますが、場面によってはネイルがNGになってしまう事もあります。

国家試験

国家試験は仕事と関係ないのでは?と思うかもしれません。

国家試験の時にネイルをして受験すること自体は不正行為などには当たりません。

しかし、受験生として派手なネイルは試験管にも良い印象を与えません。

また、万が一国家試験に落ちてしまった時に、ネイルをせずに勉強していれば良かったと後悔する原因にもなってしまいます。

ネイルをしたいと考えているのであれば、国家試験が終わった後に楽しむことをオススメします。

面接

転職や就職での面接でネイルをして受けることはNGです。

働きだしてからネイルを止めると考えている人もいると思いますが、面接では印象が大切になります。

看護師として働くにあたって清潔な印象を与えることができず、不採用になってしまうことが考えられます。

面接を受けるときは、爪は短く整え、清潔な印象を与えるような身なりを心がけましょう

意外とネイルが許されている職場とは?

看護師はネイルができないと思われがちですが、意外にもネイルが許されてる職場もあります。

美容外科・美容皮膚科

美容外科や美容皮膚科では、ネイルがOKされている職場もあります。

ただし、付け爪や派手なネイルはNGとなっていることが多く、常に手入れをしておく事も条件になっているようです。

美容外科や美容皮膚科は看護師やスタッフの美意識の高さも求められるため、美意識の一環としてネイルがOKされていることが多いです。

職場によっては禁止されている事もあるので、希望する職場で働く看護師の爪をチェックするのが一番の方法です。

働いている看護師がネイルをしている場合は、確実にネイルがOKされている可能性が高いです。

確実にネイルがOKされている職場を探すときは、実際に見て確認することが大切です。

治験コーディネーター

治験コーディネーターは、治験をスムーズに進めるための調整役という仕事です。

看護師に限らず働くことができる仕事であり、就職先は一般企業になるので病院のような規則はありません。

あまり派手なネイルはできませんが、一般企業で差し障りのない程度のネイルであればOKされているところが多いようです。

製薬会社と治験を受ける被験者との調整が主な仕事になるので、病院のように直接ケアを行うことはありません

一般企業や学校の保健室

看護師は、一般企業や学校の保健室でも働くことができますが、ネイル自体禁止されていることは少ないです。

ただし、学校の保健室で働くときは生徒への規則でネイルが禁止されているところも多いので、目立つようなネイルは避けたほうが良いでしょう。

透明やナチュラルカラーであれば目立つ事も少ないですが、生徒の怪我の手当などを行う事もあるので爪は短くしておくことが必要です。

ツアーナースやイベントナース

ツアーナースやイベントナースは主に単発の仕事になりますが、ネイルは禁止されていないことが多いです。

ツアーナースは旅行に同行し、急病者の手当などを行う仕事で、期間もツアーによって異なります。

イベントナースは野外イベントなどの救護室で急病者の対応を行う仕事になります。

どちらも病院のような医療処置を行う機会は少ないですが、爪が長いと緊急事に対応ができない事もあるので、長さやネイルの派手さには気をつけたほうが良いでしょう。

職場がネイル NGならフットネイルを楽しもう

指先のオシャレが楽しめない看護師ですが、指先ではなく足のフットネイルを楽しむ人も多いです。

手の爪のネイルは出来ないから、足の爪は派手にしている人も多く、フットネイルでも楽しむことができます。

足の爪であれば、靴下を履いていれば見える事もないので、気軽にネイルができます。

ジェルネイルであればネイルが持つ期間も長く、かわいいネイルを維持することができますよ!

休日だけでもおしゃれがしたい看護師におすすめのネイルグッズ

仕事中はオシャレが楽しめなくても、休日はネイルも思いっきり楽しみたい人もいると思います。

付け外しが簡単なネイルチップ

ネイルには様々な種類がありますが、スカルプネイルやジェルネイルはオフするのに時間がかかってしまうため、休日のおしゃれに向いていません。

付け外しが簡単なネイルチップであれば、チップを外すだけでオフできるので簡単に楽しむことができます。

自爪ではできない派手な色やデコレーションも楽しめるのは嬉しいですよね。

最近では長めのチップではなく、短めのチップが流行っているので爪を伸ばせなくても安心。

ネイルチップであれば、ネイルが乾く時間を待つ必要もなく、すぐに付け外しができるので時間も有効的に使うことができます。

ネイルサロンでは、自分の爪の形にあったネイルチップを作ってもらえるので、自分の爪にピッタリ合うサイズのものがあるとオシャレの幅も広がります。

気軽に休日におしゃれが楽しめるネイルシール

ネイルがしたいけど、ネイルを塗る時間もオフする時間も面倒くさいと感じている人もいると思います。

ネイルシールであれば、自分の爪に貼り付けるだけなのでネイルが乾く時間もオフする時間も必要ありません。

最近では本当のネイルのようなネイルシールも売られているので、休日だけでなくイベントにも活用できるアイテムです。

爪に直接シールを貼り付けるタイプなので、自爪の痛みが気になる人は、最初にベースコートを塗って保護しておくと痛みの心配も減ります。

また、ネイルシールを塗った上からトップコートを塗ると、シールとは思えないほどオシャレなネイルに変身します。

1日だけ気軽にネイルを楽しみたい人には、ネイルシールがオススメです。

カンタンにオフができる剥がせるマニュキア

ネイルチップやネイルシールもいいけど、やっぱり自爪でネイルを楽しみたい人には、剥がせるマニュキュアがオススメです。

使い方はマニュキアと同じように爪に塗り、乾かすだけ。

乾くと見た目も普通のマニュキュアと変わりませんが、オフするときはマニュキュアを爪からシールのように剥がすだけでOKです。

ぺりぺりと気持ちが良いくらいに剥がれていくので、除光液の臭いが苦手な人も安心してオフできます。

もちろんシャワーやお風呂に入っても剥がれないですが、爪とマニュキュアの間に水が入ってしまうと剥がれやすいので注意が必要です。

看護師でもささやかなおしゃれを楽しむために

看護師はネイルを楽しむことができないので、ネイルは諦めている人もいるかもしれません。

病院で働いている間は自由にネイルをすることはできませんが、休日や短期間の間でも楽しむことはできます

看護師として働きながら、どうしてもネイルがしたい人は、美容外科や美容皮膚科に転職する事も方法の一つです。

ネイルを楽しみたいと考えている人は、今回紹介したネイルアイテムを参考にしてみてくださいね!
https://nastea.jp/3271/

 

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/