カテーテルの汚染に注意!導尿の手順と注意するポイント

こんにちは、看護技術の記事を担当している元看護師のTOMOです。

今回は、導尿の手順と注意するポイントについてお伝えします。

導尿は、尿道から膀胱内にカテーテルを挿入して尿を出す方法です。

導尿は、膀胱内にカテーテルを留置する膀胱留置カテーテルとは違い、一時的にカテーテルを挿入して行います。

カテーテルの挿入には、尿道内の感染や損傷に気をつけることが大切です。

無菌操作で行う必要があるため、清潔・不潔の区別をしっかり理解しておきましょう!

導尿の目的

膀胱内に貯留した尿を無菌的な操作で体外に排出する

導尿の必要物品

  • エプロン
  • 手袋
  • ネラトンカテーテル(12〜14Fr)
  • 鉗子(1〜2本)
  • 消毒用綿球
  • 潤滑剤
  • シャーレ
  • 消毒薬
  • 尿器
  • 防水シーツ

導尿の手順

1.仰臥位になってもらい下着を脱がせる

2.殿部に防水シーツを敷き込み、シーツの汚染を防ぐ

POINT男性の場合は、防水シーツをペニスの下に敷く

3.準備した滅菌済みの物品を広げ、無菌操作で置く

4.脳盆と尿器を患者の足元に置いて、作業環境を整える

5.陰部を消毒し、カテーテルに潤滑油をつけてから、尿道に挿入する

POINTカテーテルを不潔にしないよう、手で把持しながら行う

6.女性は5〜6cm、男性は20cmの長さで挿入する

7.挿入したら反対側の先端を尿器に垂らして尿の流出を確認する

8.尿の流出が止まったら、カテーテルを回転させながら尿道口から抜去する

導尿の観察項目

排尿状況

最終排尿時間、利尿剤内服の有無など

下腹部の状態

緊張の有無、疼痛の訴え、不快感の訴え

全身状態

バイタルサイン

尿の状態

性状、色、におい、混濁の有無など

導尿のポイント

導尿は尿道からカテーテルを挿入して行うため、患者さんに苦痛を与えてしまうことがあります。

人によってはカテーテルのサイズが合わず、挿入できないこともあるので、カテーテルはサイズごとに準備しておきましょう。

また、尿道の長さが女性は3〜4cm、男性は15〜20cmなので、長さを考えて挿入しましょう。

尿器にカテーテルを垂らすときは、カテーテルの先端が尿器に触れないように注意が必要です。

女性の患者さんへの挿入が難しく、私も失敗した経験があります。

外陰部をしっかり広げて尿道を見つけて挿入することがポイントです!

安全に導尿を行うために

導入は患者さんにとって不快であり、羞恥心も伴う処置の一つです。

また、清潔操作が出来ていないことによって尿路感染の原因にもなってしまうため、注意が必要です。

安全に行うためには、正しい手順を理解して実施することが大切です。

導尿は、尿道の長さを理解して行うことがポイントです!

導尿もっと深く学びたい人におすすめの参考書

導尿についてもっと詳しく学びたい人には、こちらの参考書がおすすめです!

根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術

この本では、基礎看護技術と臨床看護技術がどちらも紹介されており、内容もカラーで写真がたくさん使用されているので、イメージがしやすいのが特徴です。

第3章の排泄援助技術のカテゴリーでは、導尿についても詳しく説明されています。

導尿ををはじめ、看護技術の基礎を身につけるためにも持っておきたい1冊です。

その他にも、基礎的な看護技術を学びたい看護師のために、おすすめの参考書をまとめていますので、是非こちらも確認してみてくださいね!⇒臨床看護技術を勉強したい看護師にオススメの参考書3選!

関連記事(PR含む)

The following two tabs change content below.
★TOMO★

★TOMO★

看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。http://openasnurse.com/