実習が始まるとバイトが出来ない?看護学生の実習中のバイト事情

看護学校に入学して、1人暮らしや寮生活などでアルバイトをしている人も多いと思います。中には、学費と生活費を稼ぐために頑張っている人もいるのではないでしょうか。

看護学校では勉強と別に臨床実習が必ずありますが、実習が本格的に始まると時間もあまり取れずアルバイトとの両立は難しいとされています。

実習とアルバイトの両立やいつまでアルバイトが出来るのか気になっている人もいると思いますので、今回紹介する実習中のアルバイトについてをぜひ参考にしてみてください。

実習は1年生の後半から始まる

看護実習のスケジュールを把握しておくためのカレンダー

看護学校に通っていると臨床実習がありますが、本格的な実習が始まる時期は気になりますよね。

学校のカリキュラムにもよりますが、専門学校であれば1年生の後半に1、2回ほど実習が始まり2年生の後半から3年生の年間を通して実習が組まれていることが多く、看護大学では1年生の後半から2年生の後半、3年生前期まで通して実習が進められることが多いようです。

実習期間は実習の内容によっても変わってくるため、年間スケジュールを確認しておく必要があります。

また病院側の都合や学校側の都合などで変更がある場合があるため、情報を得るようにしておきましょう。

大体の学校では、入学時や学年の始まりに実習の年間スケジュールが貼り出されるところが多いようです。

実習期間中は時間がないのが現実

実習期間中は月曜日から金曜日までの平日に実習が行われますが、終了する時間などは実習場所によって変わってくるので、終了後にアルバイトなどをこなすことは難しいでしょう。

実習病院などは学校側の指定した病院へ直接出向いて行うことが多いため、行き帰りの通学時間も普段の学校生活とは変わってきます。

看護大学の場合は他府県での実習になる場合もあるので、通学できずウィークリーマンションなどを借りて対応している学生もいるようです。

看護学校に通っていると必ず経験する臨床実習ですが、3年生の本格的な実習では様々な場所へ実習に行きますよね。 全ての実習場所が近場であれば便...

また実習時間は一応17時までと決められていますが、翌日の実習記録やカンファレンスの打ち合わせなどのために残ってミーティングなどを行うこともあるため、時間通りには帰れないことが多いです。

そして毎日の実習記録を書くための時間を確保するために、寝る間を惜しんで取り組んでいる人も多いのではないでしょうか。

学校にもよりますが、手書きで書くことが決められているところもあり非常に時間がかかります。その日のうちに調べてくるように言われている課題に追われたり、実習期間中は寝不足の毎日なのです。

実習期間中のタイムスケジュールはハード

実習期間中はとにかく時間がなく寝る間も惜しんで記録や調べ物をする日々ですが、実際のタイムスケジュールを見てみましょう。

7:00 通学
8:00 実習場所に到着
8:30 実習開始
12:00 昼休憩
18:00 実習終了、翌日のカンファレンスの打ち合わせ
20:00 終了
21:00 帰宅
2:00 記録終了
3:00 就寝

忙しい実習だと、このようなスケジュールで進んでいきます。

平日の5日間毎日このような生活なので、アルバイトをする時間がないですよね。

アルバイトが出来るのは2年目の冬まで

勉強をする看護実習生

実習が始まるのは1年目後半からですが、本格的な実習が始まるのは2年目の冬からです。

本格的にというと、約10ヶ月間ほどほぼ毎日実習ということです。

この10ヶ月間の間に色々なところに回り、臨床実習の経験と勉強を行うのです。

この期間はアルバイトができても土日の休日だけに限られてしまいますが、日頃の実習の疲れからなかなかアルバイトはしんどいと思います。

休日も課題などがあり、気が休まらないと思っている人も多いのではないでしょうか。

実際に学校生活の中で、アルバイトが出来るのは2年生の冬までになります。

1年生の後半や2年生の間にも実習は入ってきますが、短期間で終わるものが多いためその期間だけ調整すれば両立は可能なのです。

2年生の冬までに貯金をしておく

アルバイトによって、生活費や学費を稼いでいるという人も多いかもしれません。

実習が本格的に始まってからアルバイトが出来なくなるのは困るという人もいると思いますが、看護学校でのメインはあくまで看護師になるための勉強なので、単位をとって進学できるようにすることのなので、2年生の冬までに貯金をしておくことをオススメします。

また奨学金制度や市町村によっては補助金を出してくれるところもあるので、上手く利用して勉強に集中できる環境を整えることが大切です。

1年目は座学の時間が多く時間にも余裕があるため、アルバイトをするには最適な環境です。

しかし1年目の座学での単位は非常に大切なものになるので、勉強にも手を抜かず両立させることが必要です。

臨床実習とアルバイトを両立させるために

実習中は、寝る時間もなく朝早く通学し夜遅くに帰ってくる生活です。心身ともに疲れ果ててしまうものですが、実習は看護師になるためには必要なものなのです。

アルバイトができないとなると学費や生活費などの経済面での心配があると思いますが、実習期間を見極めて計画的に行うことが大切です。

実習までのアルバイトをどうしようか悩んでいるという人は、今回紹介した実習中のアルバイトについての内容をぜひ参考にしてみてください。

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/