実習先が遠くて通えない!遠方で行われる実習を乗り越えるためのアドバイス

看護学校に通っていると必ず経験する臨床実習ですが、3年生の本格的な実習では様々な場所へ実習に行きますよね。

全ての実習場所が近場であれば便利ですが、時には遠方まで出向かなければならないものあります。

精神的にも身体的にもしんどい実習なので出来れば早く帰って眠りたいと考えている人も多いと思います。

家から通えない場所での実習はどうしよう、始発で毎日通うのは辛いと悩んでいる人もいるかもしれませんので、今回紹介する遠方で行われる実習を乗り越えるためのアドバイスをぜひ参考にしてみてください。

実習先が県外になることもある

専門学校や看護大学などは病院と併設されているところも多く、実習先は併設されている病院で行われることが多いようです。

併設されていない学校では実習の受け入れをしてくれる病院に出向いて実習を行っていますが、併設されている学校でも実習科目がない病院では外部での実習になります。

ほとんどの学校では学校付近や近隣の施設や病院で実習の受け入れを行っているところも多いですが、場合によっては県外の病院まで行かなければならないということもあるようです。

電車で通勤できる範囲であれば良いですが、始発で行っても間に合わない遠方であれば実習に通うことが難しいですよね。

そのような遠方での実習となってしまった場合は、どのように乗り越えれば良いのでしょうか。

ウィークリーマンションを借りて実習に通う

自宅から通えない場所での実習であれば、実習付近に住んでいる友人にお世話になることや、ホテルに泊まることなどの方法が考えられますよね。

しかし本格的な実習が始まると、実習期間は3週間と長期間になってしまいます。

長期間友人の家でお世話になることやホテルに泊まることは、気持ち的にも金銭的にも難しいと感じる人が多いと思います。

そんな時に便利なのが、ウィークリーマンションを利用することです。

ウィークリーマンションとは、短期間だけ借りて生活することができるマンションのことであり生活に必要な家具や設備などは全て揃っているので、必要最低限のものだけ持っていくだけで生活することができるのです。

ウィークリーマンションやマンスリーマンションは全国各地に用意されており、実習先が遠方になった場合でもすぐに利用することができるので便利です。

数人でルームシェアすればコストも抑えられる

ウィークリーマンションやマンスリーマンションは、短期間だけ部屋を借りる形になるので通常のマンションよりも家賃が高めに設定されているケースが多いです

本格的な実習期間であり、アルバイトもできない環境の中でお金がかかってしまうのは辛いと感じている人も多いですよね。

このウィークリーマンションですが、数人で借りることで1人あたりのコストを安く抑えることができるのです。

ホテルなどに泊まると人数分の料金がかかってしまいますが、ワンルームを数人でシェアすることで交通費よりも安く済む場合があります。

実際にウィークリーマンションを借りた場合は、どれくらいコストがかかるのかをみていきましょう。

4人でシェアすれば1人当たり4万円のコスト

借りるマンションのプランにもよりますが、多くは必要なコストとして家賃と光熱費、清掃費などになってきます。

ウィークリー、マンスリーマンションの場合は、敷金、礼金、仲介手数料、家具や家電の購入費などはかからないため、普通にマンションを借りる場合より初期費用がかからないのです。

仮に1ヶ月マンスリーマンションを借りた場合のシュミレーションをみてみましょう。

・期間は1ヶ月
・家賃:15万円
・光熱費:1万8千円
・清掃費:2万円

この場合の合計金額は18万8千円になります。

・2人で借りた場合は、1人当たり9万4千円
・3人で借りた場合は、1人当たり6万2千円
・4人で借りた場合は、1人当たり4万7千円
・5人で借りた場合は、1人当たり3万7千円

人数が多くなればなるほど1人当たりの負担額は減るので、コストも抑えることができるのです。

借りられる部屋の種類によって広い部屋や狭い部屋もありますが、ワンルームであれば4人ほどで借りるのがちょうど良いと思います。

実際には実習期間中は何よりも睡眠時間が欲しいと感じることが多いので、無理に通勤するよりはマンションを借りて実習の記録時間に当てることが実習を乗り越えるためには必要です。

ウィークリーマンションをうまく利用して実習を乗り越えよう

看護師になるために必要な臨床実習ですが、実習先がいつも通学圏内であるとは限りません。

時には県外の遠方や始発に乗って通わなければならない場合もあると思います。

通学が難しい時はウィークリーマンションやマンスリーマンションを借りて実習を乗り越えることも方法の一つなので、知っておくと役に立ちます。

実習先が遠くて通えないという人は、今回紹介した遠方で行われる実習を乗り越えるためのアドバイスをぜひ参考にしてみてください。

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/