実習中のモチベーションを維持する3つの方法

実習が始まった時は「頑張って乗り切ろう!」とやる気を出して頑張っている学生も多いです。

しかし実習の日数が進むにつれて、だんだんとやる気が出ず、最初の頃の意気込みが感じられない人もいるのではないでしょうか?

実習の辛さやしんどさからモチベーションも下がってしまい、実習にいくことで精一杯の人もいます。

そんな辛い実習でモチベーションを維持する3つの方法について紹介します。

モチベーションが下がってしまう5つの原因

実習に限らず勉強にも、テストにもモチベーションは大切ですよね。

やる気がある時は前向きにとらえることできるので、何事もスムーズに物事が進んでいるように感じます。

しかしモチベーションが下がってしまうと、ミスを連発してしまったり怒られたり、全てが悪循環に感じてしまうことも。

モチベーションの維持が大切だと分かっていても、なかなか維持が難しいものです。

モチベーションはなぜ下がってしまうのでしょうか?

  • 刺激がない
  • 睡眠不足や心身の疲労
  • ゴールが見えない
  • ミスを繰り返した
  • 報酬が労力に見合わない

これらがモチベーションが下がってしまう原因になりますが、それぞれを詳しくみていきましょう。

刺激がない

実習が始まった頃は、病棟の雰囲気や受け持ち患者さんとの出会いなどで刺激があり楽しいと思うことも多いです。

しかし、2週目以降は毎日同じケアをして同じ記録を書いてなどのように、ルーチンワークになって慣れてしまっているため刺激を感じず、モチベーションが下がってしまいます。

同じことの繰り返しに対してモチベーションが下がり、集中力も低下してしまいます。

睡眠不足や心身の疲労

実習期間中は記録が大変で寝る時間もなく、寝不足の状態で実習に向かうことも珍しくありません。

実習の日数が経過するごとに、心身の疲労も蓄積されていきます。

そのような状態では、やる気に関係するセロトニンというホルモンの分泌が低下していまい、モチベーションが上がらなくなるのです。

そのため、実習の後半になるほどモチベーションの低下が見られます。

ゴールが見えない

実習は看護師になるために必要なものですが、何のためにやっているのか分からないと感じることもあると思います。

実習先の指導者に怒られたり、睡眠を削ってまで実習記録をこなしたりするうちに、自分は何のために頑張っているのだろうと思った人もいるのではないでしょうか?

明確なゴールが見えない実習などは、だんだんネガティブな考えになってしまいモチベーションが下がります。

ミスを繰り返した

人間はミスをしてしまう生き物ですが、看護師の場合はそれが許されません。

看護師や学生のミスが、患者さんの命に直結するため、ミスをすると怒られて自信を無くしてしまいます。

ミスが立て続けに続いてしまうと、自分に自信がなくなりやる気もなくなってしまいます。

報酬が労力に見合わない

実習ではお給料が出ることはなく、実習の評価として結果が返ってきます。

どれだけ実習を頑張っても必ず良い評価がもらえるという保証はないため、見返りはありません。

実習なので見返りを求めることは間違えていると思う人もいると思います。

しかし、頑張っても結果に反映されなかったり、見返りがないとモチベーションは上がりにくいものです。

このようにモチベーションが下がってしまう原因は、様々な要因が関係しているのです。

実習でのモチベーションを考えると、当てはまっているものも多いのではないでしょうか?

それでは、実習中のモチベーションを維持する3つの方法を見ていきましょう。

モチベーションを維持するための3つのポイント

辛い実習中は、毎日モチベーションを維持するのはたいへんですよね。

しかしモチベーションを維持しなければ、実習を乗り越えることはできません。

  • 「私ならできる」と思い続ける
  • 小さな目標をクリアしていく
  • グループのメンバー同士で約束をする

これらが実習中のモチベーションを維持する3つの方法になります。

「私ならできる」と思い続ける

実習中は指導を受けるうちに出来ないことが多く、自信をなくしてしまうという人も多いですよね。

いくら勉強を完璧にして挑んでも、実習中は出来ないことの多さにショックを受けることも多いです。

実習なので、出来ないことがあるのは当たり前ですが、モチベーションが下がってしまう原因にもなってしまいます。

自分はできると自己効力を高め、自分の能力を信じることが大切です。

自分で自分を信じ、褒めてあげることもモチベーション維持のコツになります。

小さな目標をクリアしていく

実習中は寝不足で心身ともに疲れている状態ですよね。

こんな状態では実習中のモチベーションを維持することは難しいです。

まずは、目の前の小さな目標を立ててクリアしていくことから始めましょう。

目標を達成していくことで自分に自信がつきます。

例えば、「明日は二度寝せずに6時に起きる」という目標や「カンファレンスで発言する」などの自分がクリアできそうな小さな目標で良いのです。

グループのメンバー同士で約束をする

人は誰かに宣言をすることで、成果を出すことにこだわろうとします。

自分の中で約束事を秘めておくのではなく、誰かに宣言をするということにポイントがあります。

グループメンバーみんなで、実習を絶対に乗り切る!と宣言して約束をしましょう。

宣言をすることで辛くてしんどい時に、この宣言を思い出すことでモチベーションをあげることが期待できます。

せっかく約束したのに、守らないのはメンバーに申し訳ないという気持ちになってしまいますよね。

約束したからメンバー全員と乗り切るんだ!という思いがモチベーションに繋がります。

実習のモチベーションを維持するために

実習は毎日辛くてしんどいと感じている人が多いと思います。

最初はやる気があっても、日を追うごとにモチベーションも下がってしまい、頑張れる気がしないという人も。

実習を乗り切って良い結果で終わるためには、モチベーションの維持も大切になります。

実習のモチベーションを上げたいと考えている人は、今回紹介した辛い実習でモチベーションを維持する3つの方法についての内容を参考にしてみてください。

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/