眼科や耳鼻科では軽症の患者さんが多く、比較的症状も安定している人が多いことが特徴です。
最近では白内障の眼科の手術は日帰りで行われることも多く、高齢者が受ける手術というイメージが定着しています。
白内障の手術はメジャーになってきましたが、術前の処置など看護ケアが必要になります。
今回は眼科・耳鼻科病棟で働く看護師にオススメする眼科・耳鼻科の看護ケアが理解できる参考書3冊を紹介します。
眼科・耳鼻科病棟で働く看護師にオススメの参考書
眼科の疾患を勉強したい看護師にオススメ
〜目次〜
第1章 解剖〔1.眼の構成、2.眼の構造:外膜、3.眼の構造:中膜(ぶどう膜)、4.眼の構造:内膜、5.眼の構造:内容物、6.付属器の構造〕、第2章 疾患アトラス〔1.角膜、2.結膜、3.水晶体、4.網膜・硝子体5.ぶどう膜、6.緑内障・視神経、7.眼瞼〕、第3章 カルテの読み方の基本〔1.前眼部のカルテの読み方、2.眼底のカルテの読み方〕
眼科は目を扱う領域ですが、目の病気は分かりにくいと感じている人も多いと思います。
看護を行う上で疾患の理解は必要ですが、何から勉強すれば良いか分からずやる気が出ないという人も。
この本では眼科の疾患が部位ごとに分けて紹介されているので、イメージがしやすくポケットサイズで使いやすいのも嬉しいポイントです。
また眼科は専門用語も多く、カルテの意味が分からないという人に役立つカルテの読み方も紹介されているのでトータルで勉強することができます。
眼科の看護ケアを勉強したい看護師にオススメ
眼科看護の知識と実際 第4版 (臨床ナースのためのBasic&Standard)
〜目次〜
1 症状からみた眼の機能的解剖学、2 眼科検査と看護 -視力と視野、その他の検査、3 白内障と看護、4 緑内障と看護、5 屈折異常と眼鏡・コンタクトレンズの処方、6 近視矯正手術、7 角膜と結膜疾患と看護、8 眼底疾患と看護、9 網膜・硝子体手術と看護、10 小児眼疾患と看護、11 ロービジョンケア、12 眼科救急と看護、13 眼科における院内感染対策、14 点眼薬と点眼指導
眼科病棟と聞いても、どんな看護ケアを行うかイメージできないという人も多いと思います。
眼科は目を扱う分野なので、患者さんへの指導も必要になることもあります。
そんな眼科領域での看護ケアを勉強したいと考えている人にオススメの1冊です。
眼科の臨床で必要になる知識と看護ケアの要点がまとめられているので、新人看護師の勉強に役立つ内容になっています。
点眼薬と点眼指導など臨床で必ず必要になるケアなどが分かりやすく紹介されているので、眼科に携わる人は持っておきたいアイテムです。
耳鼻科の疾患を勉強したい看護師にオススメ
〜目次〜
1 解剖と生理〔解剖と生理〕、2 疾患と治療〔1.耳の疾患と治療、2.鼻(副鼻腔)の疾患と治療、3.咽喉頭・頭頸部の疾患と治療〕、3 検査〔1.耳の検査、2.鼻の検査、3.口腔・咽頭・喉頭・頸部の検査、4.画像診断〕、4 看護〔1.総論、2.手術後の看護、3.放射線治療中・後の看護、4.化学療法中の看護、5.機能障害に対するリハビリテーション〔1.聴覚・平衡障害のリハビリ、2.音声・構音障害のリハビリ、3.摂食・嚥下障害のリハビリ〕
耳鼻科では様々な疾患の患者さんと関わる機会も多く、症状などを覚えられないと感じている人も多いと思います。
この本では耳鼻科で扱われる疾患がポケットサイズでコンパクトにまとまっているので、サッと確認することができます。
耳鼻科疾患で多い代表的なものから必要な看護ケアまで紹介されているので、耳鼻科で働く看護師にオススメの1冊です。
内容はオールカラーで紹介されているので、イラストや写真も分かりやすく勉強に役立つでしょう。
眼科・耳鼻科の看護ケアを理解するために
眼科・耳鼻科では重症の患者さんと関わる機会は比較的少ないですが、術後のケアや退院時の指導などが必要になります。
また疾患について幅広い知識も求められるため、疾患についての勉強も必要になります。
眼科・耳鼻科の看護ケアを勉強したいと考えている人は、今回紹介した眼科・耳鼻科病棟で働く看護師にオススメの3冊をぜひ参考にしてみてください。
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