脳神経外科は疾患について覚えることも多いですが、日頃の観察力が大切になります。
観察について自信がないという新人看護師も多いのではないでしょうか?
また術後のドレーン管理や術後の管理などの知識も必要になるので、正しい知識を身につけることが必要です。
今回は脳神経外科で働く新人看護師にオススメの脳神経外科の看護が分かる参考書を3つ紹介します。
脳神経外科で働く新人看護師にオススメの参考書
脳神経外科の疾患を勉強したい人にオススメ
〜目次〜
神経系の構造と機能/脳動脈と脳血管障害/脳血管障害に関わる病態/脳血管障害の後遺症/脳静脈・髄液循環とその障害/運動・感覚・自律神経/神経・筋の異常
看護ケアを身につける前に脳外科の疾患や解剖を理解しておく必要がありますが、解剖生理学は学生時代から苦手という人も多いと思います。
特に脳神経外科は難しいというイメージを持った人が多いですが、この本ではイラスト付きで分かりやすく説明されているので、脳神経外科に苦手意識を持っている人でも読みやすい1冊です。
病態について細かく紹介されており、イラストと一緒に見ることで解剖も一緒に身につけることができます。
実際の写真も紹介されているので、臨床で活かせる知識を身に付けたいと考えている新人ナースにぴったりです。
脳神経外科の看護ケアを勉強したい人にオススメ
〜目次〜
脳神経の解剖と生理/脳神経外科の特徴/神経症状のみかた/外科手術の看護/脳血管内治療の看護/ドレーン管理/シャント管理/拘縮予防と口腔ケア/脳神経領域の重要薬剤
脳神経外科では術後の患者さんや麻痺が残ってしまった患者さんなど、様々な人と関わることが多いですが、適切な看護ケアを行うことが大切になってきます。
特に脳神経外科の急性期は症状の悪化や進行を早期発見することが重要であり、観察力が求められます。
この本では、脳神経外科の疾患から観察項目、観察のポイント、看護ケアなどの看護の基本を勉強することができます。
写真付きで紹介されているのでイメージしやすく分かりやすいのもこの本の特徴です。
脳外科が初めてという人に向けて作られた本なので、これから勉強を進めていく新人看護師にぴったりの1冊です。
脳神経外科で使用される薬剤を勉強したい新人看護師にオススメ
改訂2版 脳神経領域の超重要薬剤58: マンガで理解! 病棟での使い方
〜目次〜
(第1章)疾患・病態別 超重要薬剤/(第2章)超重要薬剤/(第3章)状況別 超重要薬剤
脳神経外科では様々な薬剤を扱うことが多いですが、同じような薬もあるので覚えられないという人も多いのではないでしょうか?
新人看護師の中には、薬をどの場面で使うか分からないという人もいると思いますが、この本では脳神経外科領域で使用されている薬剤が写真付きで紹介されているので、勉強しやすいです。
紛らわしい類似品の違いなども紹介されているので、臨床で活かせる薬剤の知識を身につけることができます。
覚えにく薬剤ですが、正しい知識を身につけることが必要になりますが、この本ではマンガで覚えることができるので、勉強が苦手な新人看護師にもオススメの1冊です。
脳神経外科に必要な看護を勉強するために
脳神経外科では疾患の勉強から日頃の観察などが重要になりますが、なかなか覚えられないという人もいると思います。
全てを一度に覚えようと思うとやる気も出なくなってしまうので、自分に合った参考書で領域を分けて勉強を進めることが勉強を続けるコツです。
脳神経外科の看護を勉強したいと考えている人は、今回紹介した脳神経外科の看護が分かる3冊を参考にしてみてください。
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