毎日忙しく走り回っている看護師さんは、長時間勤務の中、メイクを直す暇もないことが多いですよね。
手を洗っているときにふと鏡を見ると、メイクが崩れてくすみやシミが目立っていてドキッとしたこともあるのではないでしょうか。
勤務中、何度も手を洗うたびにメイクが崩れた自分の姿を見て、モチベーションが下がってしまうことも多いかと思います。
出勤前はしっかりとファンデーションを塗ったのに、仕事をしているうちにどんどん崩れていくのはよくあることです。
なぜ化粧は崩れてしまうのか原因と対策をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
看護師の化粧崩れの3大原因
看護師は長時間勤務が当たり前となっていますが、化粧崩れをしてしまう原因として大きく3つがあげられます。
乾燥
病院の中は乾燥していることが多いので、顔がパリパリするほどの乾燥を感じることが多いと思います。
加湿器で対応していることもありますが、一年中エアコンをつけているので、どうしても乾燥しやすい環境です。
このような環境で過ごすことが多い看護師さんは、乾燥肌に悩む方も多いかと思います。
肌がカサカサと乾燥していると、ファンデーションは粉を吹いたようになり、なかなか密着しません。
ファンデーションをつけた時からきちんと密着していないため、すぐに化粧崩れが起きやすくなってしまいます。
汗
力仕事も多い看護師さんは、汗をかくことも多いですよね。
特にお風呂の介助をするときには汗が滝のように流れ、ファンデーションごと流れてしまうこともあると思います。
また汗を何度も拭くことで、ファンデーションもはがれてしまいます。
皮脂
脂性肌の人はもちろん、乾燥しているのに部分的に皮脂だけ浮いてくる混合肌の人もいると思います。
テカテカと皮脂が浮いてくるとファンデーションも一緒に浮いてしまいます。
浮いた皮脂がファンデーションと混ざり合い、よれてしまったり崩れる原因になります。
看護師がやっておきたい化粧崩れ対策
出勤前の保湿ケア
出勤前メイクをする前に、しっかり保湿をしておくことが大切です。
保湿力のある肌は、メイクを長持ちさせてくれます。
保湿ケアのアイテムを増やすこともいいですが、ここでは手持ちの化粧水だけでできる簡単保湿力アップの方法(ハンドプレス)を紹介します。
<化粧水のハンドプレスの方法>
1.手を洗い清潔にする
2.化粧水を500円玉くらいを目安にたっぷり手に取る(化粧水の種類にもよるので、使用量の目安を参考にする)
3.両手をこすり合わせ、化粧水を温める
4.顔を手のひらで包み込むようにプレスする
5.一部につき5〜10秒ほど時間を置く
6.頬、額、顎など各部位ごとに行う
7.特に乾燥が気になる部分(目元や口元など)は繰り返し行う
乾燥が気になるときには、これを2、3回繰り返すとお肌の潤いがだいぶ違ってきます。
忙しい時は気になる部分だけでも、ハンドプレスをすると効果があるのでおすすめします。
余分な皮脂を出さないためのビタミンC誘導体
過剰な皮脂の分泌は化粧崩れの元になります。
皮脂を抑えるために有効な成分がビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体とは、壊れやすいビタミンCの力を損なわないように人工的に改良された成分です。
ビタミンCは、過剰な皮脂の分泌を抑えてくれるなど嬉しい美容効果がある成分ですが、成分自体が壊れやすく不安定なものなのです。
お肌に浸透されやすく壊れにくい形のビタミンC誘導体入りの化粧水や美容液を使用することで、過剰な皮脂の分泌を抑え化粧崩れを防いでくれます。
ビタミンC誘導体は、皮脂だけでなく他にも嬉しい効果があるので下記にまとめてみました。
<ビタミンC誘導体の効果>
・過剰な皮脂分泌を抑える
・抗酸化作用
・新陳代謝を促す作用
・メラニンを還元して色素沈着を防ぐ(美白作用)
・肌のなめらかにする
・コラーゲンの生成を促す(シミ・シワ・たるみ予防)
嬉しい効果がたくさんあるビタミンC誘導体ですが、注意が必要な人もいます。
乾燥肌や敏感肌の人は、高濃度のビタミンC誘導体入りの化粧品を使うことで、ヒリヒリと感じることがあります。
また、お肌の乾燥を悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。
普段はオイリー肌のように感じても、生理周期やストレスなどでお肌のコンディションは変わります。
乾燥が気になるときには一度中止し、また皮脂が気になるようになったら再開するなど、お肌の状態に合わせて使用しましょう。
ファンデーションを塗る前の土台作り
化粧崩れを防ぐには、ファンデーションを塗る前の土台作りが重要です。
肌に潤いを与え下地を塗って整えることが大切です。
忙しいときは特に下地を塗るのが適当になりがちですが、ここを押さえて置くだけでファンデーションの持ちが変わります。
慣れてしまえば簡単なので、こちらの手順を参考にしてくださいね。
<化粧崩れがしにくい下地の塗り方>
1.スキンケアでしっかりと保湿をする※化粧水のハンドプレスを参照
2.手の甲にパール1粒分の化粧下地を出す(メーカーによって異なります)
3.顔の5点(額・両目の下・あご・鼻筋)に化粧下地をのせる(鼻筋とあごは少量のみ)
4.中指と薬指の第二関節あたりを肌に密着させる
5.頬:顔の中心部から外側に向かって均一に伸ばす
6.あご:下に向かって伸ばす
7.額:中央から生え際に向かって伸ばす
8.鼻:鼻筋と小鼻を上から下に向かって伸ばす(特に小鼻は隅々まで伸ばす)
9.目元:指に残った化粧下地をまぶたと目の際に伸ばす(よく動く部分なので軽く塗る)
長時間勤務でも化粧崩れのしない肌をつくるために
長時間勤務で忙しくても、きちんと身なりは整えておきたいものですよね。
手を洗うたびに鏡に映る自分の姿が、顔色もよく明るい表情をしていたらモチベーションも上がることと思います。
化粧崩れがなくなることで、心配事が一つ減り仕事中の気分も明るくなれますように。
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nastea編集部
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