実習が終わってからでは遅い?気になる国家試験の勉強開始のタイミング

看護学生にとって大きなイベントの一つである国家試験ですが、いつから本気で勉強を始めて良いか分からないという人も多いと思います。

実際には3年生の1年間は実習や就職試験などで時間もなくバタバタと過ぎていってしまいます。

当然今まであった長期の休みはなく、気がつくと実習が全て終わっていたということも考えられます。

実習と国家試験の勉強の両立はハードで難しいですが、多くの看護学生はどのくらいの時期から本気で勉強を始めているのでしょうか。

実習が終わってから始めれば良いと考えている人や、2年生の間から始めておきたいという人もいると思いますので、今回紹介する気になる国家試験の勉強開始のタイミングをぜひ参考にしてみてください。

勉強開始の時期は3年生の10月が一番多い

国家試験の勉強をしなければならないと分かっていても、エンジンが掛かるまで時間がかかってしまうという人も多いと思います。

実際に看護学生の多くは、3年生の10月から本格的に国家試験対策を始める人が多いようです。

なぜ10月から本気で国家試験対策に取り掛かる人が多いのでしょうか。

・実習のリズムにも慣れて時間の使い方に余裕が出てきた
・国家試験の願書を提出して実感が湧いてきた
・就職試験も終わり内定通知を受け取りやる気が出た
・模試も増えてきて勉強しなければと思った
・周りが勉強し始めたので焦り出した

理由としては様々なものが挙げられますが、10月という時期は実習も残り少なく時間と気持ちにも少し余裕が出てきます。

この時期に多くの学校では国家試験受験のための願書を作成して提出するところが多いので、そろそろ本気にならなければならないという意識が芽生えてくるようです。

また周りの友人や仲間も勉強し始めることで自分もやらなければ、と焦りも出てくることで始める人も多いのでしょう。

これらのことから10月くらいから本気で国家試験対策の勉強を始めたという人が多いのです。

テストの成績が悪い人は10月では遅い

国家試験の問題のほとんどは基本的な項目であり、1年生や2年生で勉強したことが知識として必要になってきます。

1年生の頃に勉強したことなど3年生になってからは、忘れてしまっているという人も多いのではないでしょうか。

国家試験では実習で得られる知識も大切ですが、教科書に書いてある基本的な知識も重要なのです。

1年生・2年生のテストの成績が悪かった、ギリギリでなんとか単位を取れたという人は、10月から国家試験の勉強をスタートするのは間に合いません。

基本的なことから全て復習する必要があるため、時間がかかってしまいます。

教科書レベルの基礎知識は2年生までに授業が終わっているので、テストの成績が悪かった人や不安な人は、国家試験対策用の練習問題を使ってできる範囲からこなしていくようにしておきましょう。

国家試験対策と実習を両立させるための一番良いスケジュールとしては、2年生の春休みを利用して1年生、2年生の勉強の総復習を行い、国家試験の過去問の基礎問題を解いておくことです。

10月は少し時間に余裕が出てくるといっても実習が終わったわけではないので、まだまだ忙しいことに変わりはありません。

忙しい3年生を順調に乗り越えるためにも、早めに対策を行っておくことが大切なのです。

国家試験対策セミナーに参加することも方法

先ほどは10月から国家試験の勉強を始める人が多いと紹介しましたが、国家試験対策の勉強をどこからどのように手をつけて良いかわからないと考えている人もいるかもしれません。

実際には過去問題や教科書の知識を勉強していくことがスタンダードな方法ですが、それでも心配な人は国家試験対策セミナーなどに参加することも良いでしょう。

毎週土日の休日や夏季休暇に短期間で行なっているものまで、セミナーごとにコースが準備されているので気になった人は一度調べてみてください。

外部のセミナーに参加することで他の学校の学生と関わる機会もできるので、やる気やモチベーションの向上につながると思います。

勉強をしていて分からないところを気軽に質問できる環境が欲しいと思っている人にはセミナーや塾に通うことがピッタリでしょう。

国家試験の勉強は試験まで時間があるので自分に合った方法で進めていくことも大切なのです。

何気無く始めるのではなく計画を立てることが大切

みんなが勉強を始めたから私もそろそろ本格的に勉強しなきゃ、と周りに流されている人も多いのではないでしょうか。

10月ごろから勉強を始める人は多いですが、知識が身につくまでは時間がかかり、成績に反映されるまでは個人差もあります。

周りに流されて勉強を始めるのではなく、始めに計画を立てて始めるようにしましょう。

国家試験対策の模擬試験なども合間に入ってくると思いますが、スケジュールに模試での目標点を設定して、その目標に向かって勉強を進めるようにしていくことでやる気にもつながります。

看護計画と同じように自分の勉強の計画も立てて進めることも大切です。計画を立てたら必ず評価も忘れずに行いましょう。

実習と国家試験対策を両立させるために

3年生になると、実習期間中に国家試験対策も行わなければならないため大変ですよね。

そろそろ勉強も本格的に始めなければと思っていても、なかなか手がつけられないという人も多いと思います。

国家試験は3年間、4年間の学生生活の集大成なので、絶対に合格したいと思っている人ばかりだと思います。

実習と国家試験対策を両立させて無事に国家試験に合格するために、今回紹介した気になる国家試験の勉強開始のタイミングをぜひ参考にしてみてください。

毎日実習や勉強で忙しいと感じている看護学生も多いですが、国家試験の勉強は欠かせませんよね。 つい実習が忙しく、国家試験の勉強を始めようと思...

 

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/