ICUは急性期の患者さんなどの看護を行いますが、 ICUでは看護を行う上で必要な知識がたくさんあります。
勉強することが多くて大変、勉強が追いつかないと悩んでいる新人看護師の多いと思いますが、急性期の対応を行うためには正しい知識を身につけることが必要です。
ICUでは超急性期の患者さんも多いため、観察が重要になってきます。
今回はICUで働く看護師にオススメのICUで必要な知識が勉強できる参考書を3冊紹介します。
ICUで働く看護師にオススメの参考書
ICUで必要な観察項目を勉強したい看護師にオススメ
〜目次〜
1.ショック、2.循環、3.呼吸、4.人工呼吸器、5.中枢神経、6.鎮痛・鎮静・せん妄、腎・代謝、7.敗血症、8.栄養、9.回復期、10.ライン・ドレーン管理、11.術後管理、12.スキンケア、13.その他
ICUでは科目を問わずに急性期の状態の患者さんと接する機会が多く、的確な観察と迅速な判断が求められるため、観察項目は重要になってきます。
急性期という緊迫した状況の中で、患者さんの変化を見逃さないためにも、様々な疾患の観察ポイントを身につけておく必要があるのです。
この本ではICUで必要になる観察項目がポイントごとに紹介されているので、辞書のように知りたいときに調べることができます。
ポケットサイズなので白衣に入れて、必要なときにすぐに確認できるところも嬉しいポイントです。
観察項目の勉強をしたいと考えている看護師に役立つ1冊です。
ICUで扱う薬剤について勉強したい看護師にオススメ
ER・ICUの薬剤110: 看護師・研修医必携 (エマージェンシー・ケア2015年夏季増刊)
〜目次〜
1章 ER・ICUでよく使う薬剤(0.心肺蘇生時に用いる薬剤、1.解熱性鎮痛薬、2.静注鎮痛薬、3.鎮静薬、4.鎮咳薬、5.抗めまい薬、6.制吐薬、7.抗ヒスタミン薬、8.ステロイド、9.吸入気管支拡張薬、10.抗菌薬、11.抗ウイルス薬、12.破傷風予防薬、13.血栓溶解薬、14.抗血小板薬、15.静注抗凝固薬、16. 経口抗凝固薬、17.循環作動薬、18.血管拡張薬、19.抗不整脈薬、20.抗痙攣薬、21.利尿薬、22.輸液製剤、23.膠質液・人工膠質液、24. 輸血製剤、25.止血薬、26.拮抗薬、27.血糖降下薬、28.その他、2章 ERで小児によく使う薬剤と投与量、3章 ERで妊婦・授乳婦によく使う薬剤(または禁忌薬)、とくに対症療法
ICUでは様々な疾患の患者さんと関わる機会も多く、急変時には救命処置などを行うため、一般病棟よりも扱う薬剤の種類も多いです。
緊急時には口頭指示に従って薬剤投与などを行うことも多いため、薬剤の知識は重要になります。
この本ではICUで使用されている薬剤が紹介されており、薬効や作用機序、投与前、投与中、投与後の注意ポイントなども記載されているので、臨床で役立つ知識となっています。
ICUで働く看護師が絶対に押さえておきたい薬のポイントが紹介されているので、薬剤について勉強したいという人にはオススメです。
ICUで使用されるME機器を勉強したい看護師にオススメ
救急・ICUのME機器らくらく攻略ブック: 看護師・研修医・臨床工学技士のための/~さらば機械オンチ、さらばME機器トラブル~ (エマージェンシー・ケア2016年新春増刊)
〜目次〜
1章 輸液関連機器、2章 モニタリング関連機器、3章 人工呼吸器関連機器、4章 血液浄化関連機器、5章 補助循環関連機器、6章 その他・治療用関連機器
ICUでは様々な医療精密機器を扱う機会が多いですが、機械操作が苦手という人もいると思います。
精密機器は扱いもデリケートなため、正しい操作方法を身につけておくことが大切になります。
この本ではICUで使用されるME機器の操作手順や使用方法などが分かりやすく紹介されているので、初めてME機器を扱うという人の勉強にピッタリです。
また、ME機器で起こりやすい機械トラブルの対処法も載っているので、ME機器の扱いを勉強したいと考えている看護師にオススメです。
ICUで必要な知識を身につけるために
ICUは急性期の患者さんと関わる機会が多く、急変なども起こりやすいため、早期発見が大切になります。
早期発見、対処を行うためには正しい知識と看護技術が必要になるため、勉強が必要になります。
これからICUで必要な知識を身に付けたいと考えている人は、今回ICUで必要な知識が勉強できる参考書の3冊を参考にしてみてください。
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