最近では社会人を経てから看護師になる人や、主婦から看護学校に通う人が増えてきました。
看護師を目指す理由は人それぞれですが、中には小さい子供を育てながら看護師を目指している人もいます。
看護師になりたいという志を持って看護師を目指すママさんはカッコ良いですが、学校に通うとなると通う前に知っておきたいことも沢山あります。
今回は看護師を目指したいと考えるママさんに、子育てをしながら看護学校に通うためのアドバイスを紹介します。
学校に通うには家族の協力が必要不可欠
昔から看護師になりたいと思っていた、夢を諦めたくないという思いを持って看護師を目指すという人もいると思います。
憧れや夢の実現に向かって頑張ることは尊敬できることですが、看護学校に通うというのは、そう簡単ではありません。
学校に通うためには、家族の協力が必要不可欠になります。
最近ではシングルマザーとして頑張って子育てをしている人も増えてきましたが、シングルマザーであっても周りに子供を見てもらえる環境がないと難しいこともあります。
学校に通うときの子供の年齢にもよりますが、まだ小さい赤ちゃんや小学生くらいであれば、保育園や家族などに協力をしてもらわなければなりません。
学校に通いたいと思った時に、家族の協力が得られるかどうかで学校生活が変わってきます。
費用は学校によって違う
次に学校に通うための費用が必要になりますが、看護学校といっても専門学校と看護大学の2種類があります。
看護専門学校は3年、看護大学は4年であり、受験の難易度も変わってくるので、ママさんは看護専門学校に通っていることが多いです。
看護専門学校も公立の学校や私立、医師会などの種類があり、それぞれの学校によって費用も違います。
一番学費が安い専門学校は、公立の看護学校でありその次が国立の看護専門学校です。
学費が安い専門学校は、受験者も多く倍率も高くなり難易度も高くなります。
自分が通える看護学校の卒業するまでに必要な学費をきちんと把握しておくことが大切です。
学校によっては奨学金制度があるところもあるので、うまく利用すれば学費を抑えて通うこともできます。
学校が忙しく子供と過ごす時間が取れない
看護学校に合格するまでも受験勉強などが必要なので、勉強に集中する時間を取るために睡眠時間を削ったりしている人もいると思います。
しかし、看護学校に通い始めると、日中は学校で授業や実習を行い、帰宅後は家事に子供の世話に、勉強にと忙しくなります。
子供と過ごす時間が十分に取れず、子供とのコミュニケーションが不足してしまうこともあります。
そして、子供との関係がうまくいかずこじれてしまうというケースもあるようです。
特に実習期間中は睡眠時間も確保できないほどに忙しいこともあるので、自分の体調を優先しつつ子供との時間を大切にすることも必要になります。
看護師の仕事は夜勤がある
看護師になるために看護学校に通っている人は、卒業後は病院で勤務することになりますが、看護師の仕事には夜勤があります。
学生の間は夜勤などはありませんが、看護師として働き始めると夜勤と日勤の変則的なシフトをこなさなければなりません。
今まで通りの生活リズムではなくなってしまうため、子育てをしながら働けるのかということを再度考え直す必要があります。
子供が大きくて自立している場合は、夜勤に入っても心配ありませんが、小さくて夜勤中は家族の協力が得られない場合などは、夜間も対応している保育所を探さなければなりません。
夜間も対応している保育所は限られているため、見つけにくかったりするので、24時間対応している保育所が併設されている病院に就職することも方法です。
最近では子育てをしながら働くママさんナースの職場環境の改善のために、保育所などを併設している病院が増えてきています。
長期的な計画を立てることが大切
看護師になりたいから看護学校に行って、子育てを頑張るというママさんは素敵ですが、看護学校に行くことがゴールではありません。
また、国家試験に合格することもゴールではありません。
看護師として働き始めた時がスタート地点なので、看護師になってからどのように目標を立てて頑張って行くかという長期的な計画を立てておくと困りません。
ママさんナースの中には、看護師になったけど子育てと両立ができなくてすぐに辞めてしまったという人も多いので、就職先を選ぶ時には子育てと両立できるかも考慮して決めなければなりません。
せっかく看護師になったのに、すぐに辞めてしまってはもったいないですよね。
ママさんナースとして活躍するために、早い段階から就職先を探したり、子供の保育園や成長に合わせたキャリアプランを考えることが大切です。
子育てと看護学生を両立させるために
子育てをしながら看護学校に通うのは大変ですが、実際には多くのママさんが看護学校に通って頑張っています。
子育てをしながら学校に通うのはママさん本人にとっても大変ですが、家族の協力があるから学校に通えるのです。
家族だけでなく患者さんを支えられる素敵なママさんナースになるために、自分に合った方法で看護師を目指してください。
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