憧れの保健室の先生になりたい！看護師から養護教諭になるにはどうすればよい？

看護師として働いている人の中には、ずっと憧れだった保健室の先生になりたいなんて考えている人もいるかもしません。

保健室の先生は学生のサポートを行いますが、学生からも人気があり憧れだったという人も多いと思います。

学生たちの学校生活の健康管理や安全を守る保健室の先生は、学生にとって頼れる心強い存在ですよね。

では看護師から保健室の先生になって働くためには、どうすればよいのでしょうか？

看護師から養護教諭に転職する人も多い

学校の保健室の先生は養護教諭と呼ばれる免許を持った人のことですが、意外にも看護師から養護教諭に転職して働いている人は多いのです。

看護師から養護教諭への転職理由は人それぞれですが、ハードな看護師の仕事ではなく、学校で学生の生活をサポートしたいと考えて転職した人もいます。

また結婚や育児などによりハードな勤務ができなくなることもあるため、資格を生かした第二の勤務先として保健室の先生を選ぶ人も増えてきています。

保健室の先生であれば日勤で病院と違ってゆっくりと働けるため、子育てとの両立もできるという人が多いようです。

看護師から保健室の先生になるための3つの方法

看護師から保健室の先生になる方法は1つではなく、複数の選択肢があります。

これらが看護師から保健室の先生として働くための方法ですが、詳しく見ていきましょう。

1）養成機関に通って養護教諭の免許状を取得する

看護師から養護教諭になるためには、文部科学大臣が指定した指定教員養成機関に通い、養護教諭の免許状を取得するための勉強をするのが一般的な方法です。

免許状を取得するまでの期間は、半年から1年ほどです。

文部科大臣が指定している指定教員養成機関は、国公立大学6校、公立専修学校1校と限られているので、住んでいる場所によっては、通学のための引越しなどが必要になる場合があります。

養護教諭の免許状には一種と二種がありますが、看護師の資格を持っている状態で養成機関に通うことで一種免許状を取得することができます。

一種免許状は4年制大学の養護教諭養成課程で取得できる資格で、二種免許状は2年間の短期大学で取得できる資格です。

一種と二種の免許状には学ぶ機関に2年の差があり、一種の方が比較的給与もよく待遇されます。

免許状を取得後、教員採用試験に合格することで養護教諭として働くことができます。

公立学校の養護教諭になりたいと考えている人は、倍率の高い教員採用試験を受けて合格することが必要になります。

2）大学に通って養護教諭一種免許状を取得する

養護教諭の免許状を取得する方法の1つとして、大学からもう一度勉強を行うという方法もあります。

4年制の大学の養護教諭養成課程に通うことで、養護教諭の一種免許状を取得することができ、さらに勉強をしたい人は、大学院に行って専修免許状を取得するという方法もあります。

ただし、この方法は、時間もお金もかかってしまうため計画的に行うことが大切になってきます。

3）私立学校や大学で保健の先生として働く

先ほどから養護教諭の話をしてきましたが、実は保健室の先生は養護教諭の免許状がなくても働けるのです。

養護教諭の資格が必要になるのは、あくまで公立の小中高だけで、私立学校や大学の場合は看護師の資格だけで保健の先生になることもできます。

この場合は学校保健師という扱いになり、保健の先生と少し違いますが仕事内容などは公立の小中高と変わりないです。

看護師の資格だけで働くことができるため、うまくいけば最短で保健の先生になることができます。

ただし専門性の高さと人気の高さから、募集している求人を見つけることは難しいのが現状です。

募集されるタイミングもいつ求人が出ているかもわからない状態なので、確実に保健の先生として働きたいのであれば、養成機関に通って養護教諭の免許状を取得することが確実な方法です。

保健師の資格を取得する方法もある

看護師から養護教諭になりたいのに保健師を取るのは遠回りでは？と思う人もいると思います。

実は保健師の資格は養護教諭二種免許の「基礎資格」なのです。

保健師の資格は、公私立の短期大学、専門学校、高等看護学院などで取ることができ、学校によっては同時に養護教諭二種免許を取得を目指すことも可能です。

このように保健師の資格を取得しながら養護教諭の免許も取得することが可能なので、将来的なキャリアの幅は広がるでしょう。

病院以外で保健の先生として働くために

病院では毎日ハードな仕事に追われて疲れてしまった、という人も多いと思います。

保健先生であれば学校で子供達の成長を見守りながら学校生活のサポートを行うので、看護師とはまた違ったやりがいを感じることができるでしょう。

看護師から養護教諭になる方法は、いろいろあるので自分の計画に合わせて目指してみてください。

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