男性看護師の数は年々増えてきていますが、実はその3分の1以上が精神科で勤務していると言われています。
実際に一般的な病棟では女性がまだまだ数を占めていますが、精神科病棟では半数くらいが男性看護師です。
なぜ男性看護師は精神科で働く人が多いのでしょうか。理由としては精神科の患者さんの特徴が大きく関わってきます。
精神科での患者さんは精神疾患上、意図的でなくても暴力を振るってしまうケースも多く、そのような際に女性看護師では力で抑えることが出来ないため男性の力が必要になります。
そのためどこの病院でも一定数、男性看護師を配置しているのです。
男性看護師が精神科で働くメリット
残業時間が少ない
精神科病棟では慢性的な精神疾患の患者さんが多いため、急変が少ないことや緊急入院などもほとんどありません。
定時で帰れる職場が多いので、残業になることがほとんどありません。
そのため家庭との両立のために働いているママさんナースも多いですが、男性看護師の中にもプライベートの時間も充実したい人にとっては最適な職場環境だと思います。
人間関係が良い
基本的に看護師の職場は人間関係が面倒なことが多いのですが、それは女性の多い職場であればあるほど人間関係は複雑になりがちです。
その点精神科では男性看護師の比率が多く、女性が多い職場に比べると比較的人間関係もサバサバしている職場が多いのが特徴です。
精神科の給料は他の科と比べて低い?
上記のように精神科の職場環境はメリットも多い反面、給料面はそこまで高くないと言われています。
理由としては、急性期病院のように手当がつきにくいことや残業がない分、残業代も付かないことからどうしても給料が低くなってしまいます。
実際に精神科で働く男性看護師の中には、月給25万円程度という人も多く年収400~450万円が平均的な精神科の給料と言われています。
もちろん将来的に精神科のエキスパートとして認定看護師や専門看護師を取得したり、主任、看護師長、看護部長と出世をしていけば、給料は高くなっていきますが、一般病棟で働く看護師とは年収でも50万円以上の差が出てしまいます。
結婚して家庭を支えないといけない男性看護師も多い中で、給料の問題は避けては通れない問題ではないでしょうか。
実際に今働いている職場の給料が低すぎるから、給料アップのために転職を考えているという男性看護師の人も多いのではないかと思います。
精神科で年収500万円の求人を探す方法
実際に平均年収400~450万円と言われている精神科ですが、そんな中で年収500万円の求人を探すためにはどのような点に気をつけたらいいでしょうか。
まず一番気をつけて見ておきたいポイントとしては下記の2点です。
・基本給が高い病院(月給23万以上)
・賞与が4ヶ月以上の病院
※基本給とは諸手当を除いた基本賃金のことを指します。 職種、年齢、経験年数によって加算されることが多いです。
この2点がしっかりとしていることで、年収は基本的には高くなります。
理由としては精神科では残業手当が付かないケースがほとんどなので、ベースとなる基本給がどれだけ高いかという点が給料に大きく響いてきます。
また年収の大半は賞与で決まると言われているくらい賞与も重要ですが、その賞与を決めるのも「基本給×○ヶ月」という計算をもとにしているため、基本給と賞与の換算が年収が高い病院を探すために非常に重要になってくるのです。
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nastea編集部
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