入社して3カ月ほど経つと、受け持ち患者も増え1人で任される業務も増えてきますよね。
まだまだ技術も未熟で自信がないと思いますが、患者さんの前では新人であろうが1人のプロとして責任をもって取り組むことが要求されます。
自分の看護行為が患者様の命に直結する技術も多く、プレッシャーに感じている新人看護師も多いのではないでしょうか。
そんな新人看護師が感じるプレッシャーの乗り越え方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
しんじんかんごがプレッシャーを感じる原因
新人看護師の間は、慣れないことも多く技術も身についていないため、患者様の前に立つだけで緊張してしまいますよね。
また、受け持ち患者様からの要望にも自分1人で対応できないことも多く、不安に感じることも多いと思います。
廊下を歩いていて急に呼び止められ「トイレに行きたいから連れて行って」と患者さんから言われることもあると思いますが、ADLが分からず対応に困るという経験もプレッシャーにつながってきますよね。
新人時代は廊下を歩いていて患者さんから引き止められる度に、「私に頼まないで」と心の中で思いながらドキドキしてしまう人も多いのではないでしょうか。
新人看護師のプレッシャーの原因は、知識不足と経験不足によるものです。
慣れないことばかりで、技術も先輩のフォローが必要な状況で自信もないですよね。
その自信のなさから「やったことない導尿を頼まれたらどうしよう」「採血は1回しかしたことないのにどうしよう」などとプレッシャーになってしまうのです。
技術は覚えるまで見直そう
新人看護師の日常業務の中のプレッシャーに感じる大部分は、知識不足と経験不足が原因です。
経験不足に関しては、業務をこなし行く中で時間が解決してくれる部分になります。
知識不足は自分の努力で解決できる問題なので、日々の勉強で身に着けプレッシャーを自信に変えましょう。
臨床の現場で看護技術に対して、プレッシャーに感じている新人看護師も多いのではないでしょうか。
看護技術は基本的なことで、どこの現場に行っても同じ技術を使うので、新人のうちにしっかり身に着けておくことが必要です。
学生時代に身に着けた基本的な技術と臨床でしか身に付けられない技術があるので、各病院にある技術マニュアルをしっかり読んで理解しておくことが必要です。
入社したばかりは1人で任されることも少ないですが、移乗や体位変換、トイレ介助、清拭など学生時代に身に着けた身体介助をしっかり復習しておきましょう。
3カ月目以降は臨床看護技術として、点滴注射、導尿、バルン挿入、ドレーン管理や処置介助などの技術を予習・復習をしておきましょう。
始めの間は受け持ち患者様に合わせて必要とされる技術を予測し技術の予習を行い、実施したら復習を行いましょう。
日々積み重ねることで、技術が身に付き自信が付いてきます。
特に臨床の現場では急変や突然の対応を求められることも少なくないので、すぐに技術が対応できるようにしておきましょう。
何事も恐れずにやってみることが大切
技術の予習や復習を本で読んだだけでは身に付きませんよね。
実際に実施して出来るようになって、めて身に付いたと言えるのです。
バルン挿入や導尿などの処置は慣れるまでは怖いですよね。
「バルンがちゃんと入るかな…痛いって言われたらどうしよう」「人に針を刺すのが怖い」などと考えながら実施することもあると思います。
実施できて初めて役に立つ技術ですので、最初のうちは恐れずに何事もチャレンジして経験を積みましょう。
経験のない新人にいきなり最初から1人で身体的技術をさせる病院はないと思いますので、先輩にフォローしてもらいながらどんどん数をこなしていきましょう。
数をこなすうちに慣れて出来るようになってきます。
先輩にフォローしてもらえるのも新人看護師の特権です。
半年以上経ってからフォローのお願いをしても、1人で出来るでしょと言ってなかなか付いてきてくれないことが多いです。
先輩にフォローしてもらう際のポイントは以下の通りです。
・「できる」ことと「できない」ことを明確にする
・フォローしてほしい部分を伝える
・不安に感じている部分も伝えておく
これらの項目を事前に先輩に伝えておくことで、先輩もフォローしやすくなります。
よく新人のフォローでどこまでをフォローが必要なのかが分からず、結局先輩が全部やってしまったということが多いので、自分の技術を身に着けるために活用してみてください。
看護師のプレッシャーを乗り越えるために
新人の間は慣れないことも多く、全てに対してプレッシャーを感じてしまいますよね。
周囲には「時間が解決してくれる」などとアドバイスをもらうこともあるかもしれませんが、自分の努力でプレッシャーを自信に変えることは可能です。
プレッシャーに負けてしまいそうになるときもあるかもしれませんが、そんなときは紹介した方法をぜひ、試してみてください。きっとプレッシャーが自信に変わり看護師としても成長できますよ。
▼新人看護師にオススメの参考書をまとめています
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