ポジショニングがポイント!体位変換の手順とコツ

こんにちは、看護技術の記事を担当している元看護師のTOMOです。

今回は、新人看護師は知っておきたい体位変換の手順とコツについてお伝えします。

体位変換は援助技術の中でも基本中の基本になります。

特に入院患者さんの中には、自分で動くことができず、長期間寝たきりの状態になることで床ずれなどのスキントラブルも発生してしまいます。

体位変換には、床ずれなどの予防とともに安楽な体位を援助することが大切です。

体位変換後は患者さんが楽なポジショニングを行うことがポイントです!

体位変換の目的

廃用症候群など、患者が同一体位を撮り続けることによって出現する身体的・精神的な苦痛や悪影響を軽減・予防するため。

体位変換の必要物品

・体位保持用のクッションや枕(必要時)

体位変換の手順

仰臥位から側臥位

1.患者が向く側と反対側に水平移動し、患者の頭胸部を寄せる

2.腕組みを外し、下になる上肢を横に出し、上になる側の上肢はそのまま胸腹部に載せておく

3.腰部を引き、腰を傾け体位を整える

POINT横を向いた時に少しだけ腰を引き「く」の字になるようにすると安定する

4.横になった時に膝が重ならないようにポジションを整える

5.肩や肘を自然の無理のない角度に曲げ、枕やクッションを入れて体位保持する

側臥位から仰臥位

1.側臥位を安定させていた枕やクッションを取り除く

2.曲げた膝を立てて、足底をベッドにつけ、腰、肩の順に回す

POINT膝をしっかり立てると軽い力で回転させやすくなる

3.患者の身体をベッドの中央に寄せて体位を整える

仰臥位から腹臥位

1.患者を回転させる反対側のギリギリの位置に身体を水平移動させる

2.腕組みを外し、回転させる上肢を耳の横にあげ、顔を上にした腕と反対側に向ける

3.回転させる外側の膝を曲げ、膝と腰を支えて回転させる

4.側臥位になった時点で一度止め、腰部に載せていた上肢を身体側に出し、腰と肩を支えて腹臥位まで回転させる

体位変換の観察項目

全身状態

バイタルサイン、運動機能障害の部位や程度、自力で運動可能な範囲と程度、体位の制限など

局所状態

術後の創部の有無、褥瘡の有無など

カテーテル類

輸液ライン、酸素カニューレなど

体位変換のポイント

体位変換が必要な患者さんは、自分で動くことができない状態や体動の制限がある状態です。

患者さんの中には、体重が重い人や体格が大きい人もいるので、患者さんの状態に合わせて介助者を準備することが大切です。

無理やり身体を動かそうとすると患者さんに苦痛を与えてしまうこともあるので、正しい方法で行うことが必要です。

また、輸液ラインや酸素カニューレなどのチューブ類のトラブルにもなってしまうため、体位変換を行う時は注意しましょう。

私も新人の頃は体位変換に慣れず患者さんに合わせたポジショニングが難しいと感じていました。

体格の良い患者さんなどは1人で行わず、手伝ってもらうことが大切です!

安全に体位変換を行うために

体位変換は自分で動けない患者さんにとって大切な援助の一つになります。

身体を動かす時は力任せに動かすのではなく、正しい手順で介助者にも負担が少ない方法で行いましょう。

1人で体位変換が難しいと感じたら無理をせず、手伝ってもらうことも患者さんの安全につながります。

体位変換について確認しておきたい人は、今回紹介した新人看護師は知っておきたい体位変換の手順とコツについての内容を参考にしてみてください。

体位変換についてもっと深く学びたい人におすすめの参考書

体位変換についてもっと詳しく学びたい人には、こちらの参考書がおすすめです!

ポジショニング学ー体位管理の基礎と実践

体位変換は病棟だけでなく在宅や手術室など様々な場面で必要になる看護技術ですが、患者さんの状態に合わせたケアが必要になります。

この本では、ポジショニングの基本から症状別のポジショニングまで細かく紹介されているので、ポジショニングの基礎を勉強するのにピッタリな内容になっています。

その他にも、体位変換を学びたい看護師のために、おすすめの参考書をまとめていますので、是非こちらも確認してみてくださいね!⇒体位変換を勉強したい看護師にオススメの参考書3選!

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★TOMO★

★TOMO★

看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/