看護師がドクターと上手くコニュニケーションをとるための3つのポイントとは?

病院で働いていると患者さんの治療方針や確認などでドクターと関わる機会がありますよね。

優しく丁寧に対応してくれるドクターであれば仕事もスムーズにいきますが、中には不機嫌で話しかけにくいドクターもいます。

新人の間はドクターに話しかけて確認をしにくいと感じている人もいるかもしれません。確認事項は患者さんのためなので必要な業務ですが、ドクターとの関わりに悩んでいる人も多いと思います。

今回は、そんなドクターと上手くコミュニケーションをとるための3つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ドクターに対する看護師の悩み

ドクターとのコミュニケーションをとるための3つのポイントを紹介する前に、ドクターとの関わりで多い悩みはどのような場面が多いのかみていきましょう。

・患者さんの前で指示を出され確認したら怒られた
・指示に対して疑問を持ったので質問したら不機嫌な対応をされた
・指示を一方的に出すだけで聞いてくれない
・慣れない処置介助で手間取っていると担当交代してと要求される

病棟であればドクターと関わるのは処置の時や患者さんのICなどの場面が多いですが、患者さんの前で指示を出されて確認のつもりで聞き返したら怒られた、などの経験をしたことがある人もいるかもしれません。

おそらくドクターが指示に対して素直に聞かないという印象を持ってしまい、結果的に起こってしまったことが考えられますが、看護師側としては悪気はないのに怒られてしまい良い気分にはならないですよね。

また処置介助などは慣れないうちは、何が必要なのかも分からないこともあり大変ですが、教えようとせず担当交代してくれと要求するドクターも多いようです。

忙しいのは分かりますが、同じ医療者の仲間としてそのような態度を取られてしまうと落ち込んでしましますよね。

ドクターの機嫌に振り回されて正直関わるのがしんどいと感じている人もいると思いますが、ドクターとの関わりについての悩みが分かったところで、コミュニケーションのポイントを紹介していきます。

1.質問事項は簡潔に結論から

ドクターが病棟に上がってくることは1日のうち数分だけということは、どこの病院や施設でもあると思います。

急変などの急ぎの用件でない場合は、先生が上がってきたら聞いておこうと考えながら業務をこなしている看護師もいますよね。

ドクターは病棟の受け持ち患者さん以外にも外来業務やオペ、患者さんへのICなどで多忙な人が多く看護師からの指示確認も、優先事項が終わってからの対応になることが多いのです。

ドクター1人に対して数十名の担当患者さんがおり、その1人1人に対して看護師がバラバラで指示確認に来られると対応しきれないというのが本音です。

ドクターに指示確認をするナース

そのため指示確認の際にイライラされたり、強い口調で言われたりするのです。

ポイントとしてはドクターに指示確認をする際は、必ず簡潔に結論から伝えましょう。

よく新人であれば必要な情報の取捨選択ができておらず経緯を始めから話出す人もいますが、時間がないドクターにとって話をじっくり聞くことは難しいので、結論から伝えるよう意識してみましょう。

2.気遣いの言葉をうまく利用する

患者さんに関しての指示確認など自分が知りたいことをすぐに伝えてしまいがちですが、すぐに本題に入らず話しかける前に気遣いの言葉を利用しましょう。

気遣いの言葉とは、「お忙しいところすみません」などの相手のことを考えた言葉です。ちょっとした気遣いがあるだけで相手の対応も変わってきます。

聞きたいことがあるのに忙しそうにしていて話しかけにくいと思う場面もあると思いますが、その時は「教えていただきたいことがあるので時間が出来たら聞いてもらっても良いですか」など、一声かけておくようにしましょう。

その後忘れられてしまっていても、あの時に声をかけたと切り出せば質問もしやすくなります。

3.どんな対応をされても冷静でいること

ついドクターから怒鳴られたり怒られたりすると動揺してしまったり、焦ってしまったりしてしまいますよね。

怒鳴ったり起こったりしているドクターは感情的になっているので、こちらも感情的に返してしまいがちですが、そこは冷静に対応しましょう。

ドクターに怒られたり怒鳴られたりした時は、何で怒鳴られなきゃいけないのよと腹立たしさも出てくるかもしれません。

怒られて腹が立つ気持ちもわかりますが、一旦は心を落ち着けて冷静さを保つよう心がけることが大切です。

ドクターに怒られて気持ちを落ち着けているナース

同じように感情的になってしまっては、言い合いになり関係性が悪化してしまうだけです。

また、仕事だと割り切って考えることで気が楽になります。

ミスをして怒られることは仕方がないですが、理不尽に怒られたりした場合は仕事だから仕方ないと言い聞かせきっぱり切り分けましょう。

怒りっぽいドクターであればその人のキャラクターという意味でも「また言っている」くらいに深く考えずに流してしまうことも方法です。

ドクターと上手くコミュニケーションをとるために

病院で働いているとドクターと関わる機会も多く、なかなかコミュニケーションが取りにくいと感じることもありますよね。

処置介助で怒られて落ち込み、自分を責める経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

関わりにくいと感じていても、仕事をする上で関わりざるを得ないこともたくさんあると思います。

ドクターとの関わりが苦手と感じている人もいると思いますが、今回紹介したドクターと上手くコミュニケーションをとるための3つのポイントを紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

https://nastea.jp/3666/

 

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/