産婦人科で働く新人看護師の中には、助産師の資格を持っているという人やたまたま配属されただけという人もいると思います。
助産師免許を持っている人もそうでない人も看護師としてのスタートは同じなので、臨床で活かせる知識が求められます。
大きい病院では婦人科の方が多いというところもありますが、産婦人科の基本である産科の勉強は必要になります。
今回は産婦人科で働く新人看護師にオススメの周産期の看護が身につく参考書を3選紹介します。
産婦人科で働く新人看護師にオススメの参考書
産科の基本を勉強したい看護師にオススメ
〜目次〜
正常妊娠/妊娠の異常/合併症妊娠・母子感染症/正常分娩/分娩の異常/分娩の介助と緊急時の対応/産褥/新生児
産科で関わることが多い出産ですが、出産は病気ではないですが、出産時のリスクなどに対応するためにも出産について基本から勉強することは必要です。
出産時の産道の動きなどがイメージできないという人も多いと思いますが、この本ではイラストで細かく紹介されているので分かりやすいです。
また、分娩時のリスクとして大量出血についての内容も勉強することができるので、産科の基本的な知識を網羅することができます。
改定後は新生児についての内容が増量されているので、出産後の新生児の看護についても勉強することができます。
周産期のモニタリングを勉強したい新人看護師にオススメ
周産期では胎児心拍数のモニタリングなどの観察を行いますが、あまりよく理解できていない、自信がないという人も多いと思います。
胎児心拍数のモニタリングは周産期において重要なものになりますが、この本では胎児心拍数のモニタリングが分かりやすく紹介されています。
新人看護師向けに書かれているので、分かりやすい内容で臨床のモニタリング観察に活かすことができる知識を身につけることができます。
胎児心拍数のモニタリングに自信がないという人にオススメの1冊です。
周産期の緊急対応について勉強したい新人看護師にオススメ
周産期ではお産の中で様々なトラブルが起きたりすることもあります。
周産期の現場では母と子を救うために迅速な判断と対処が求められますが、正しい対処法は知識がなければ対応することができません。
この本では、そんな「こんな時どうしよう?」という疑問の目線で周産期のトラブルが紹介されているので、イメージがしやすく分かりやすいです。
症例別に紹介されているので、実際に考えられるトラブルをイメージしやすいので、リスクアセスメントの知識も身につけることができます。
周産期で活かせる知識を身につけるために
周産期では生命の誕生というおめでたい場面でもありますが、母親と新生児の両方にリスクもあります。
周産期でのトラブルは母子の生命に関わるものも多いので、正しい知識を身につけ対応することが必要になるのです。
周産期について勉強したいと考えている人は、今回紹介した産婦人科で働く新人看護師にオススメの3冊を参考にしてみてください。
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