病院で働いていると輸血を扱うことも多いと思いますが、輸血の扱いに自信がないという新人看護師もいるのではないでしょうか?
輸血は副作用も起こるため観察が重要になり、患者さんの取り違えなどを防ぐためにダブルチェックの徹底など扱いには注意が必要です。
輸血を安全に行うためにも正しい扱い方を身につけておくことが大切です。
今回は、輸血の扱いについて勉強したい看護師にオススメする、輸血の基本が理解できる参考書を3冊紹介します。
輸血の扱いについて勉強したい看護師にオススメの参考書
輸血製剤の基本を勉強したい看護師にオススメ
よくわかる輸血学 改訂版―必ず知っておきたい輸血の基礎知識と検査・治療のポイント
病棟などで扱われる輸血製剤には色々な種類がありますが、それぞれの製剤の扱い方法が異なることもあります。
輸血製剤を投与する前に必ずスクリーニング検査が行われますが、その検査の目的と意味を理解することも大切です。
この本では、血液製剤の基本知識が紹介されており、血液製剤とは何か、輸血検査、領域別の輸血実施場面のポイントなどが細かく紹介されています。
そして、自己血輸血の方法や使用場面なども紹介されているので、どの領域でも活用できる内容になっています。
輸血の看護技術を勉強したい看護師にオススメ
写真でわかる輸血の看護技術―輸血療法を安全に、適正に実施するために (写真でわかるシリーズ)
輸血は種類によって取り扱い方法などが異なるため、正しい取り扱い方法を知っておく必要があります。
この本では、輸血を実施する際の看護技術の手順が詳しく紹介されているので、実施の流れをイメージしながら理解することができます。
輸血を受け取ってから検査結果との照合の確認方法から、輸血ルートの確保、輸血中の観察方法など一連の流れが紹介されているので、輸血を初めて行うという新人看護師の事前学習にオススメです。
写真だけでなく、輸血実施時のポイントも紹介されているので、正しい方法を身につけることができます。
輸血の治療について勉強したい看護師にオススメ
病院で働いていると主治医から患者さんへ輸血の指示が出されたりしますが、指示通りに従って看護ケアを行なっているという新人看護師も多いと思います。
ドクターが出した指示には、治療を行う上で根拠があるので、なぜ輸血のオーダーが出たのか?という視点で考えることが大切になります。
この本では、「なぜ輸血の指示が出たのか?」という視点から根拠を勉強できる内容になっているので、新人看護師の勉強にオススメの1冊です。
輸血指示の根拠が、症状別に紹介されているのでイメージしやすく、臨床で活かせる知識を身につけることができます。
輸血の基本を理解するために
輸血は患者さんの命を救うためには必要な治療ですが、副作用やトラブルなども起こりやすいものであるため、正しい扱い方法を知っておくことが大切です。
患者さんの安全を守るためには、看護師の正しい知識が必要になるため、輸血のトラブルを予防するためにも、しっかり勉強しましょう。
輸血の基本を身に付けたいと考えている新人看護師は、今回紹介した輸血の基本が理解できる3冊を参考にしてみてください。
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