高齢者が多い病棟や術後管理で見られるせん妄ですが、関わり方やケアの方法が分からないと感じている人もいると思います。
高齢者のせん妄は転倒転落などの事故につながることもあるため、リスクアセスメントをしっかり行うことが大切です。
せん妄の患者さんへの関わり方は、看護ケアを行う上で大切になってくるため、せん妄を理解することが必要です。
今回は、せん妄について勉強したい看護師にオススメするせん妄ケアのコツが分かる参考書を3冊紹介します。
せん妄について勉強したい看護師にオススメの参考書
せん妄の基本について勉強したい新人看護師にオススメ
せん妄のスタンダードケアQ&A100―どうすればよいか?に答える
病棟に配属されたばかりの新人看護師の中には、せん妄と認知症の違いが分からないと感じている人も多いと思います。
せん妄と認知症は違うものであり、それぞれの看護ケアの方法や対応も変わってきます。
この本では、せん妄と認知症の違いって何?という基本的な質問からせん妄時の対応の方法などが紹介されているので、新人看護師にオススメの1冊です。
疑問形式で紹介されているのでわかりやすく、実際に現場で活かせる知識がたくさん紹介されています。
せん妄ケアを症状別に勉強したい看護師にオススメ
病棟で働き始めたばかりの新人看護師などは、せん妄状態の患者さんへの対応などが理解できないという人も多いと思います。
特に夜勤帯ではせん妄を起こす患者さんも多く、スタッフが少ない中で対応しなければならないため、大変に感じることも多いです。
せん妄状態になった高齢者をどのように対応したら良いか分からないという人は、この本がオススメです。
この本では、せん妄がどのようなものであるか、という基本的な項目から患者別、症状別の看護ケアの流れが紹介されているので、臨床で活かせる知識を身につけることができます。
せん妄ケアのアセスメントを勉強したい看護師にオススメ
チームで取り組む せん妄ケア 予防からシステムづくりまで DVD付
せん妄状態にある高齢者のせん妄は様々な要因によって引き起こされていることがあります。
せん妄の患者さんにはチームや部署全体で看護ケアを行う取り組みが大切ですが、どのような取り組みや評価をすれば良いか分からないという人もいると思います。
この本では、せん妄の基本の知識だけでなく、チームでせん妄予防や看護ケアの取り組みなどを中心に紹介されているので、勉強会などに活用できる1冊となっています。
せん妄は個人のケアだけでなくチームでの関わりが大切になってくるので、アセスメントのポイントやチームでの関わりについて勉強したい人にオススメです。
せん妄ケアのコツを身につけるために
せん妄は高齢者に多い症状ですが、人によっては術後に発症することもあります。
せん妄ケアは患者さんの状態に合わせて行う必要があるため、せん妄について理解することが大切になります。
せん妄ケアのコツを身につけたいと考えている人は、今回紹介したせん妄ケアのコツが分かる3冊を参考にしてみてください。
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