消化器外科では主に手術を受ける患者さんが多いので、術後の管理が重要になってきます。
消化器外科では手術部位によってドレーンの挿入部位が変わり、手術部位に合わせた観察が必要になるので勉強が大変に感じているという人も多いのではないでしょうか?
特に消化器の手術では術後の異常の早期発見が重要になるため、正しい知識を身につけておくことが大切です。
今回は消化器外科で働く看護師にオススメの消化器外科の術後管理が理解できる参考書を3冊紹介します。
消化器外科で働く看護師にオススメの参考書
術後のドレーン管理を勉強したい看護師にオススメ
オールカラー 消化器外科のドレーン看護 速習・速しらべBOOK: 排液異常から術式ごとの管理ポイントまでクイックチェック! (消化器外科ナーシング2015年春季増刊)
〜目次〜
1章 入門編 術後ドレーンの基本、2章 実践編 ドレーントラブルの予防・対応、3章 実践編 ドレーン排液と術後合併症、4章 クイックチェック編 術式別ドレーン看護、5章 クイックチェック編 治療用チューブ看護
術後はドレーン管理が重要になりますが、ドレーンの挿入部位によって排液の正常、異常を判断する必要があります。
また挿入部位によって観察するポイントが変わってくることもあります。
ドレーン管理に自信がないと感じている人も多いと思いますが、この本ではドレーン管理の基本から実際の管理のポイントまで細かく紹介されています。
カラーでイラストもたくさん載っているので、実際のドレーンの異常の色などもイメージしやすい内容になっています。
ドレーン管理の基本を勉強したいと考えている看護師にオススメです。
術式別の看護ケアを勉強したい看護師にオススメ
術式別 消化器外科術前術後 ケアの要点: イラストでらくらくわかる! (消化器外科ナーシング2007年秋季増刊)
〜目次〜
1部 みてわかる消化器の解剖生理、2部 みてわかる食道の手術、3部 みてわかる胃の手術、4部 みてわかる肝胆膵脾の手術、5部 みてわかる下部消化管の手術、6部 みてわかる消化器の治療手技
消化器外科では術式ごとに術後の管理や観察項目が変わってくるため、術式の理解も必要になります。
術後の管理は苦手という新人看護師も多いですが、術式を理解することで術後に起こりうる危険性をアセスメントすることができます。
この本では術式ごとに看護ケアの要点がまとめられているので、術式を理解しながら術後のケアを勉強することができます。
イラストも多く実際の手術操作も詳しく紹介されているので、術式を理解したい人にもオススメです。
術後の食事指導を勉強したい看護師にオススメ
消化器ナース・コメディカルが知っておきたいこれからの術後食事指導
〜目次〜
第1章 消化器外科における食事指導とは/第2章 食道を切除した患者さんへの食事指導/第3章 胃を切除した患者さんへの食事指導/第4章 大腸を切除した患者さんへの食事指導/第5章 肝臓を切除した患者さんへの食事指導/第6章 膵臓を切除した患者さんへの食事指導
消化器の手術では、術後の食事指導なども重要な看護ケアの一つになってきます。
病棟では術後はパス通りに進めていくというところも多いですが、看護師がしっかり食事指導を理解しておかなければ指導できません。
この本では栄養だけでなく術後の病態生理から解説されているので、術後の栄養指導の方法や重要さを根拠を持って身につけることができます。
食事指導は消化器外科では必ず必要になる看護ケアの一つなので、食事指導について勉強したいという人にオススメです。
消化器外科の術後管理を身につけるために
消化器外科では術後の管理が重要になってくるため、疾患から術式まで幅広い知識が必要になります。
また術後は患者さんの容態も変わりやすいため、異常の早期発見も大切になります。
消化器外科の術後管理を勉強したいと考えている人は、今回紹介した消化器外科の術後管理が理解できるの3冊を参考にしてみてください。
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