手汗がひどくて仕事にならないと悩む看護師へのアドバイス!

看護師の中でも、手汗がひどくて仕事にならないと悩む人は意外にも多いようです。

何をするにも手汗がひどくていつもベトベトで気軽にものも触ることもできない、手汗が気になってしまい患者さんへのケアに集中できない、という悩みを持つ人も多いのではないでしょうか?

看護師は、患者さんに対して素手で接する(脈を測ったり)ことが多々ありますよね。

手汗がひどいと、その度に患者さんに不快感を与えてしまうのではないかと心配になってしまいます。

また仕事だけでなくプライベートでも恋人と手を繋げないなどの場面もあり、自分に自信をなくしてしまう原因にもなりかねません。

そんな手汗で悩む看護師のために、解決方法をまとめてみました。

手汗を一日でも早く治したいという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

看護師が悩む手汗問題

手汗は遺伝というケースもあり、小さい頃から悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

また大人になるにつれて、仕事でも支障が出ることもあり長年悩んでいる人も少なくありません。

特に看護師の仕事は患者さんと直接関わる機会も多いため、触れる際には手汗が気になって集中できず、採血などの処置の時はゴム手袋が入らず大変な思いをしてしまうケースも。

手を洗ってアルコール消毒を行うと一時的に治りますが、またすぐに汗が滲んできてしまうので意味がない状態です。

患者さんに気持ち悪いと思われたらどうしようと恐怖心から、出来るだけゴム手袋を着用している人も多いようです。

手汗が止まらない原因

通常、手汗は緊張した時などに出ることがありますが、常に手汗が出ているのは何が原因なのでしょうか。

手汗などの汗を促しているのは、自律神経が関係しています。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類がありますが、交感神経は緊張した時などに汗を分泌したり鼓動が早くなったり、血圧を上昇させたりする働きがあります。

汗には体温を下げるために分泌される温熱性発汗と精神的な緊張や興奮により、発汗される精神的発汗と呼ばれ、精神的発汗は気持ちが落ち着くとともに汗が引いてきます。

このように副交感神経と交感神経のバランスにより、発汗がコントロールされているのです。

しかし手汗を気にしすぎて緊張状態が続いてしまうと、交感神経が刺激されたままになってしまい手汗が出続けてしまいます。

緊張状態だけでなくストレスや睡眠不足、生活習慣の乱れなどにより自律神経が乱れてしまうことで、交感神経と副交感神経のコントロールがうまくいかず手汗が出やすくなります。

看護師の場合、仕事のストレスや生活習慣の乱れなどが影響していることもあり得ます。

手汗が自律神経の乱れによるものと分かりましたが、手汗だけがひどい場合は手掌多汗症と呼ばれる病気の可能性があるのです。

この手掌多汗症の特徴として、ある時から急に汗の量が増えたのではなく、小さい頃から汗の量が多いという人がほとんどです。

そして手掌多汗症はリラックスしている状態でも手に汗が湿っており、緊張すると余計ひどくなってしまうのです。

個人差はありますが、重度の人では水滴がポタポタと滴り落ちるという人もいます。

この手掌多汗症の原因はハッキリと解明されていませんが、自律神経の1つである交感神経の反応が強くなりすぎていることが考えられています。

手汗で悩む人はいつも自分の手汗のことを気にしながら過ごしているため、手汗によるストレスでリラックスできる状態でではないという人も多くいます。

手汗を止めるための3つの方法

塩化アルミニウムを手に塗る

塩化アルミニウムを使用した方法ですが、塩化アルミニウムは市販の制汗剤の主成分として使われており、汗腺に炎症を起こして閉塞させることで発汗を抑制する作用があります。

効果は一過性であり継続的な使用が必要です。

塩化アルミニウムは医薬品ではなく実験用として使われることが多いため、一般の薬局ではあまり扱っていないようです。

大きな薬局では20%の濃度に薄めた水溶液が販売されていることもありますが、多汗症の治療を行なっている皮膚科のクリニックなどで処方してもらうことも可能です。

使い方としては就寝前に汗が気になる部分に塩化アルミニウム水溶液を塗り、翌朝によく洗い流すという方法が基本です。

手汗の量が多い人は塗るだけでなくゴム手袋を使って密閉することで、より効果が期待できるとされています。

密閉療法の方法は以下の通りです。

1.寝る前によく手を洗い十分に乾かしておく
2.手に布手袋をはめてその上から塩化アルミニウム水溶液を十分に染み込ませる
3.その上からゴム手袋をはめてそのまま就寝する
4.翌朝石鹸で手をよく洗う

この方法は手軽に汗の量が減る効果が期待できますが、皮膚トラブルなどの副作用もあるので注意が必要です。

ボトックス注射

手汗の治療には、ボトックス注射というものがあります。

これは美容整形外科などで顔のたるみやシワに対して行われているものであり、発汗を抑制する効果もあるのです。

ボトックス注射には神経末端か分泌されるアセチルコリンと言われる伝達物質を抑制する働きがあり、アセチルコリンを抑制することで発汗を抑制するというものです。

注入できる部位は、両脇、額、手、汗、うなじなどです。

注射と聞くと怖いイメージがありますが、人体への悪影響はなく安心して受けられる治療方法なのです。

しかし根本的な治療にはならず、1回の注入で効果は3~6ヶ月持続すると言われています。クリニックで施術を受けることができるので、より安心して治療が行えることがメリットです。

ETS手術

多汗症の対処法としてEST手術というものがあります。EST手術とは胸腔鏡下胸部交感神経遮断術と呼ばれるものであり、手汗に関する胸部の交感神経そのものを切断することで手汗を抑制するというものです。

手術と聞くとすごく怖いと感じる人も多いですが、多汗症の治療として行われているのです。

胸腔鏡と言われる小型のカメラを使用するため傷は3ミリほどの穴が2箇所になりますが、全身麻酔で行われるため術中に痛みを感じることはありません。

術後は異常がなければその日のうちに帰宅することもできます。

交感神経そのものを遮断してまうことで汗が出ない状態になりますが、副作用もあるので注意が必要です。

副作用としては代償性発汗と呼ばれるものがあり、手汗が出なくなった分他の部分での発汗が増えてしまうというものです。

また手汗が全く出なくなるため手の乾燥や顔の汗も止まってしまうこともあり、頭部の体温調節が上手くできずのぼせてしまったりすることもあるのです。

気になるのは費用ですが、国に認可されている治療法であり健康保険の適用が可能であり、3割負担で7~9万円程度の費用で受けることができるのです。

根本的な治療が期待できるものですが、副作用や手術によりボディイメージが傷つくこともあるので慎重な判断が必要になります。

看護師の手汗対策には手汗専用の制汗剤がオススメ

手汗を治すための方法としてはいろいろな対処法がありますが、もっと気軽に試せる対策があれば良いのにと思っている人も多いと思いのではないでしょうか?

そんな人には、手汗専用の制汗剤がオススメです。

実際に手汗専用の制汗剤を使用することで、1週間も経たないうちに手汗が出なくなっているのを感じる人も多いと言われています。

ただ、手汗専用の制汗剤ってたくさんあるけど、どれが効果があるの?と疑問に感じる人も多いと思います。

そこで実際にnastea編集部の看護師が実際に利用してみた中で、実際に手汗に効果のあった3種類を紹介したいと思います!

1)手汗対策クリーム「テサラン

まず一つ目が、手汗対策クリーム「テサラン」です。テサランは、ハンドクリームタイプのものなので気軽に使うことができるのが特徴です。

見た目もハンドクリームみたいなので、ロッカールームで使用する時にも周りの目も気にならないのがうれしいところ。

また、コンパクトなので持ち歩きにもピッタリです。

< テサランはこんな人にオススメ >

・手汗対策をこっそりしたい
・外出時にも持ち歩きたい
・周りにバレないような見た目が良い
・気軽に使いたい
・手荒れはしたくない

実際に使用してみた人の感想

見た目も中身もハンドクリームと変わりはなかったのですが、実際に使用して感じたのが香りがすごく良かったところです。

そして一番驚いたのが持続力でした。朝、手を洗って出勤する前に一塗りするだけなのですが、帰宅するまで手汗が気にならなかったです。

看護師の仕事上、患者さんのケアで手に触れる機会も多かったので手汗をずっとコンプレックスに感じてたのですが、テサランを塗り始めてから手汗が全く気にならなくなったので本当に買ってよかったです。

(総合病院3年目 看護師Mさん)

使い始めて2ヶ月くらい経ちますが、手がサラサラになっているのを実感しています。

いつもであれば患者さんのケアの前などは、手汗のせいでゴム手袋が入らず大変な思いをしていましたが、手のサラサラが続きゴム手袋もサッと入ったので感動しました。

使ってすぐに効果が実感できたのは、テサランが一番でした。ドラッグストアで売ってる手汗制汗剤では効果がなかったので半信半疑だったのですが、テサランに出会ってからは手汗に悩まなくなったので仕事中もいらない心配をしないで済むのがよかったです。

(個人病院7年目 看護師Sさん)

テサランの公式ホームページを見てみる

2)手汗対策パウダー「ファリネ

2つ目は手汗対策パウダー「ファリネ」です。ファリネは他の手汗制汗剤と違いパウダータイプの手汗対策グッズですが、コンパクトなので気軽に使うことができます。

ハンドクリームと違って塗り込む時間も必要なく、気になった時にポンポンと気軽に使うことができるのが特徴です。

また、無添加なのでお肌にも安心して使うことができます。

< ファリネはこんな人にオススメ >

・外出時にも持ち歩きたい
・クリームタイプよりもパウダータイプが良い
・いつでも気軽に使いたい
・無添加のものを使いたい
・コスメのような可愛さが欲しい

ファリネを実際に使用してみた感想

私がファリネを気に入ったのは、コスメのような可愛い見た目です。手に取ってもコンパクトなので化粧ポーチに入れていても、小さめのバッグにも入るので持ち運びができるのですごく便利です。

パウダータイプでサラサラが続き、片手で使えるのが嬉しいポイントです。

今までは制汗パウダーで効果を実感することができなかったのですが、ファリネは使えば使うほど効果が増していくので持続力がアップしていきます。

ファリネの公式ホームページを見てみる

3)手汗ジェルクリーム「フレナーラ

3つ目は手汗ジェルクリーム「フレナーラ」ですが、フレナーラは制汗スプレーなどと違ってジェルタイプのクリームなので、手にプッシュして塗り込んだらすぐにサラサラの状態になります。

見た目も可愛くコンパクトなので、気軽に持ち運びもできます。

また制汗剤に多く使われている塩化ナトリウムが含まれていないため、お肌への刺激も少なく安心して使うことができます。

手荒れが気になる人は、ぜひ試してみてください。

< フレナーラはこんな人にオススメ >

・持ち歩きたい
・いつでも気軽に使いたい
・制汗剤で肌荒れをしてしまった
・液体タイプはベタベタして嫌だ

実際に使用してみた人の感想

ハンドクリームタイプでもパウダータイプでもなくジェルタイプなので、プッシュするだけで使えるのが良かったです。忙しい朝などはすぐに使えてすぐにサラサラになるので重宝しています。

見た目もコスメのように可愛くコンパクトなのでカバンに忍ばせて、白衣のポケットに入れて仕事中も使うこともできます。

使い始めて3日ほどから効果を実感することができたので、使い続けることが効果を高めるポイントです。

制汗剤スプレーでお肌が荒れてしまう、痒くなってしまうという人には、安心して使うことができるアイテムだと思います。

とにかく見た目がかわいいので、手汗制汗剤を使ってる感覚がないのがうれしいです。

フレナーラの公式ホームページを見てみる

手汗の悩みを解決するために

看護師の仕事は患者さんと触れ合う機会も多い仕事だからこそ、手汗の悩みは1日でも早く解消したいですよね。

今回ご紹介した手汗解消法の中から、自分に合ったものを見つけてぜひ実践してみて下さい。

手汗の悩みが解消されて、快適に仕事ができることを願っています。

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/