看護師の仕事をやっていく上で、医療ミスに対してプレッシャーは必ずついてきます。
またミスといっても些細なミスから、患者さんの命に関わるミスまで様々です。
その中でもヒヤリハットを経験している看護師は多く怖い経験をしているのではないでしょうか。
では新人看護師がよく経験するヒヤリハットについて紹介していきます。
新人看護師が経験しがちなヒヤリハット
・ベッドの冊を付け忘れて患者さんが転落してしまった
・ドクターの指示の確認不足で点滴を忘れてしまった
・車いすのブレーキをかけ忘れて患者さんが転倒
・内服薬のセットミスで誤飲してしまいそうになった
・点滴のかけ間違いで違う患者さんに点滴がいきそうになった
新人看護師にとっては知識もまだまだない中で、先輩に聞きながら仕事を進めていくことになるため周りの環境はとても大切です。
例えば病院の医療ミスに対する防止策が徹底出来ているかどうかによって、医療ミスの発生度も変わってきます。
ではどのような職場環境であれば、医療ミスを起こしてしまうのでしょうか。
医療ミスを起こしやすい職場の特徴
・病院全体で医療ミスへの危機感が薄い
・ダブルチェックの習慣がない
・医療ミスを防ぐための体制が整ってない
・明らかに看護師の人手不足の状態
・過酷な勤務環境で看護師がフラフラ
まず病院全体として医療ミスに対する危機感のレベルが非常に重要です。
例えばダブルチェックの習慣がないなど、体制が整っていないケースも多いです。
またその次に多いのが、看護師の人手不足が原因で起こる医療ミスです。
日勤帯に8名程度は必要なところを3~4名でまわしている病棟も中にはありますが、一人の看護師への負担も大きくなってしまいどうしてもミスが出てきます。
また過酷な勤務で夜勤が続いていたり連勤で休むことが出来ていない環境では、看護師自体が寝不足でフラフラになってしまい集中力がもたなくなってしまいます。
医療ミスを防ぐ体制が整っている職場で働く
あなたが働く職場では、医療ミスへの意識はどうでしょうか。
上記のような医療ミスへの意識が低い職場もあれば、中には医療ミスが起こったとしても平然としている医師や看護師を目の当たりしてしまったという人もいるかと思います。
もしそのような職場で働いているのであれば、転職を考えてみてもいいかもしれません。
また医療ミス防止のための安全管理が徹底されている職場として、大学病院や国公立病院が一番にあげられるのではないでしょうか。
やはり医療ミスを防ぐためには、ある程度の病院の資金力も必要になります。
個人病院や中小規模の民間病院では、運営していく中でも医療安全にかけられる費用も限られているため、大学病院や国公立病院と比べるとどうしても劣ってしまいます。
医療ミスへの危機感の強い病院を選ぼう
大学病院や国公立病院を初め民間病院であっても、医療ミス防止の体制が整った病院を紹介してもらえるため、あなたが感じている医療ミスへの不安は解消されるかと思います。
また医療ミスが結果的に「看護師免許の剥奪」に繋がるケースも多々あるので、新人看護師として初に勤める環境は非常に重要になってきます。
看護師の基礎を積むための環境だからこそ、慎重に働く職場を選びましょう。
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