簡単に辞められない?看護師の退職交渉が上手くいく3つのコツ

今の病院を辞めたい、転職したいと考えている看護師も多いと思いますが、退職の前に師長と退職交渉をしなければなりません。

看護師は人手不足と言われており、そう簡単には辞められないという話もあります。

どうせ辞めるなら円満退職で後腐れなくスッキリ辞めたいですよね。

辞めにくい看護師だからこそ、退職交渉がうまくいく3つのコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

看護師が転職を決意する理由

看護師は女性の割合が多いですが、女性は出産や結婚などのライフイベントに伴い退職や転職をする人も多いと思います。

ライフイベントの他に様々な理由により辞めていく看護師も多いですが、退職、転職を決意するときはどんな理由なのでしょうか。

・人間関係の悪化
・職場環境の悪化
・給与や待遇の不満
・仕事内容

看護師が辞めたいと思う理由は様々ありますが、特に人間関係の悪化が多く最近では男性看護師も増えつつありますが、まだまだ女性看護師の割合も多く女性だらけの職場ならではの問題もあるようです。

よくある問題では、先輩や師長から無視などのパワハラを受けたりすることで辞めたいと思う看護師も多く、師長からのパワハラは解決することが難しく、我慢をして勤務している看護師もたくさんいます。

また看護師は不規則勤務なので勤務時間や残業が多い、残業代が出ないなどの理由から職場環境の悪化により転職を考えている人も多いようです。

給与や待遇に関しては配属部署により給与は多少差があるものの基本的に基本給は変わらないところが多いですが、役職に見合った手当がもらえないなどの不満により辞めたいと考える人もいます。

結婚や出産などの理由で辞めていく看護師も多くいますが、本音は人間関係や職場環境が原因であるようです。

退職することを知られたらパワハラがひどくなりそう、などと不安に感じる人もいると思いますので、円満退職を実現するためのコツを紹介していきます。

1.最初に院内規定の退職ページを確認する

院内規定ってなに?と思った人もいるかもしれませんが、どこの病院や施設にも社内規定や院内規定という決まりごとが書いてあるものが用意してあります。

冊子としておいてあるところもあれば、共有パソコンのフォルダに入っているところもあるので所在を確認しておきましょう。

一般的に退職する場合は、退職届を提出した2週間後には退職ができるという決まりがあります。

カレンダー

しかし、看護師はシフト制でありすぐには辞めれませんよね。

一般的には2週間という日数が決まっていますが、院内規定では退職の際の日数が決まっているため確認が必要です。

施設ごとに差はありますが、1か月前から3か月前に申し出ると退職できるケースが多いです。

2.上司には相談したいと話を持ちかける

退職をしたいがために、いきなり退職届けを提出する人がいますが、これは絶対にNGです。

退職届を提出しても受理されなければ退職が認められませんし、報告なしに退職の意を表明しても交渉はスムーズに進みません。

退職を伝えることは勇気がいりますが、「相談したいことがある」と伝えて交渉の場を設けましょう。周囲に気づかれたくないのであれば、師長宛にメールや手紙などでこっそり伝えて時間をもらうようにすると上手くいきます。

交渉の場では「転職したいと思っている」などは言わず、退職したいので引き継ぎなどの日程を相談させてほしいとハッキリ伝えましょう。

ここで「退職しようと考えている」などと伝えると、相手に言いくるめられて結局辞めれなくなってしまいます。

恐らく二つ返事で退職を認めてもらえる場合は少ないので、相手の引き止めには応じないようしっかり自分の意思を伝えることがポイントです。

ここで、よくある引き止めるための内容を見ていきましょう。

・「退職なんてもったいない」説教パターン
・「あなたがいないと病棟が回らない」懇願パターン
・「昇進させて給与もアップしようと思ってたのに」昇進パターン

3年目までであれば説教パターンと懇願パターンが多いですが、この引き止めパターンも攻略して言いくるめられないようにしましょう。

説教パターンと懇願パターンは、相手の話が終わるまでひたすら聞き役に回り、ありがたいお言葉として受け止めましょう。

そして相手が話し終わったら、そのように言っていただき感謝の気持ちでいっぱいですが、退職の意思は変わりませんと、相手の言葉を受け止めつつ退職の表明はハッキリ伝えましょう。

3.転職先は絶対に言わないこと

転職が理由で退職交渉を行う人もいますが、すでに次が決まっていても転職先は絶対に言わないことです。

看護師業界は狭く横の繋がりもあるため素直に言ってしまうと、よくないことを吹き込まれてしまう危険性があります。

親しい同期や先輩などに次は決まっているの?と聞かれることがあると思いますが、退職するまでは病院名を伝えることは控えましょう。

「次は循環器のある病院で…」程度の情報にとどめておくことが無難です。

退職交渉をうまく進めて円満退職をするために

辞めたいけど引き止められて結局辞めることができなかった、辞めることが周囲にバレてパワハラがひどくなってしまったという経験をした人もいるかもしれません。

退職は自分だけの問題ではなく職場にも迷惑がかかってしまうため、言い出しにくいと感じることもありますが、次へ進むための大切なステップです。

円満退職を実現させて、スッキリした気持ちで次のスタートを切りたいですよね。

看護師の退職交渉は難しいと言われていますが、今回紹介した3つのコツを生かしてぜひ参考にして見てくださいね。

https://nastea.jp/2731/

 

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★TOMO★

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看護学校卒業後は手術室で勤務。その後急性期病棟での看護を経験。現場の看護師不足の問題に直面し、看護師の採用に携わりたいと求人広告業界で営業として勤務。現在はPC1台で仕事をするため、看護師ライターを中心に活動。手術室で働く看護師を応援するため、webサイトで自身の経験を元に情報を発信している。https://openasnurse.com/