はじめまして、ふくしまと申します。
5年間急性期病院で勤めたあと、8ヶ月かけて21カ国を旅行してきました。なんちゃって世界一周です。
世界一周する前は、「世界一周って、大金持ちか、とんでもないクレイジーな人がするもんやろ・・・」というイメージでした。
昔は自分が世界一周するなんて思ってもみませんでしたが、本屋さんでたまたま世界一周の本を見つけたんです。
読んでみたら、普通に働いてた人が、お金を貯めて仕事を辞めて、旅行してました。
その時、「普通の人ばっかりやん。わたしでもできそうな気がする・・・!」と思ったんです。
世界一周って自分には全く関係のないこと、って思ってたんですけど、実際した人の話きくと、「できるかも」って思えたんです。
なので、今回は「世界一周」というハードルを下げるべく、世界一周する前に知っておきたい5つのことを紹介します。
「こんな人でもできるんやったら、自分もできるかも。」って思ってもらえたら嬉しいです。
お金のこと
まず、気になるのが、「世界一周するのに、お金ってどれぐらいかかるの?」だと思うんです。
当たり前ですが、世界一周にかかるお金は、行きたいところ、泊まるところ、期間、で全く変わります。
そんなことを言ってしまうと身も蓋もないので、わたしの場合のお話をしますね。
わたしが世界一周にかかった費用の総額
ざっくりですけど、だいたい130万円くらいです。
期間
8ヶ月
行った場所:アフリカ、東欧、アメリカ、中米、南米で、全21カ国※物価の高い西欧(イギリス、フランスとか)は行ってません。
泊まる宿
ほとんどがドミトリー(8人部屋ぐらいの相部屋)で、日本円で1500円以上したらちょっと高いなーっていう感覚でした(笑)
(ブルガリアのおしゃれなゲストハウス)
移動
世界一周航空券は使ってません。飛行機のチケットは、必要なときにその都度予約していました。でも陸路で移動できるところは、バスで移動しました。(ペルーでは16時間バス移動とかありましたwその時は心不全かなってぐらい下肢浮腫やばかった)
(汚)
生活スタイル
外食もあまりせず、ほとんど自炊して、服は自分で手洗いしてました。
ツアーもほとんど参加せず、自分で行ってました。
こんな感じの旅行だと、130万円もあれば大丈夫です。
でもやっぱり行きたいところを諦めるのはすごく悔しいので、もうちょっとお金に余裕持っていけばよかったなあ、って思います。(笑)
準備に結構お金がかかる
130万あれば大丈夫!と書きましたが、「※準備費は除く」です。わたしも実際に準備し始めて気付いたのですが、準備に結構お金がかかるんですよー!
これもざっくりで申し訳ないのですが、準備でだいたい30万ぐらいかかりました。
海外旅行保険
これが結構高くて、20万ぐらいしました。
わたしの場合、8ヶ月の長期だったのと、なぜかちょっとええランクの保険に入ってしまったのでこの値段でした。
期間が短いとか、ランクを下げたらもっと安くなると思います。
旅行保険は結局1回も使わなかったんですけど、これは絶対入っておきましょう。
予防注射
これも旅行にいく場所によっては必要なかったりするのですが。
わたしは狂犬病・黄熱病・A型肝炎のワクチンをしていきました。(B型肝炎は以前の職場でワクチンを打っていたので必要ありませんでした。)
なんだかんだで3万円ぐらいかかりました。
(黄熱病のワクチン受けたらもらえるイエローカード)
その他もろもろの物品
旅行に持っていくもので一番お金がかかったのが、バックパックとカメラです。「せっかく旅行いくんやから、ええカメラほしい!」と一眼とアクションカメラを買いました。
これで7万ぐらいしました。
でも、これは買ってよかったなーって思います。
(出発前のバックパックたち)
旅行中のお金に気をとられて、準備にかかる費用のこと忘れがちなんですよね。(それはわたし)
「準備で旅行のお金めっちゃ減ってもーた!」ってならないように気をつけたいですね。(それはわたし)
安全のこと
お金と同じぐらい気になるのが安全のことではないでしょうか。わたしも旅行にいく前は、ネットでいろんな情報を読んで震えあがってました(笑)
最近はテロの事件も多いし、前よりも海外旅行への危険意識が高くなっているように思います。
8ヶ月間の旅行で、治安の悪いと言われている国にも行きましたが、スリに遭ったり、強盗などの怖い思いをしたり、大きな病気になって入院する等のトラブルは1度もありませんでした。
ネットを読むと怖い話しか載ってなくて、読めば読むほど海外いくのが怖くなりますよね(笑)
何もトラブルに合わなかったのは、「運」もあると思うのですが、リスクを極力減らすためにわたしが気をつけていたことを紹介します。
(とんでもなく怖かったナイロビの町)
暗くなったら外に出ない
これは徹底してました。ビビりなので。(笑)夜に外出したのは、片手で数えるぐらいしかないと思います。冒険するよりも、安全を選びました。
女一人で歩かない(バックパック持ってるときは特に)
治安の悪いと言われてる地域では、一人で歩かないようにしてました。世界のどこにでも日本人宿があるので、そこで旅仲間が見つかります。
そこで友達見つけて、一緒に行動するのがいいと思います。
バックパックを持って移動するときは極力歩かない
自分の全財産を抱えて移動するときは、絶対バスかタクシーを使ってました。そしていつも以上に神経研ぎ澄まして行動してました。(笑)
「これ盗まれたらわたしの旅終わってまう」って思うと怖くて外歩けませんでした(ビビり)
「まあ大丈夫やろ」って油断しない
カバンに鍵かけたり、スマホをちゃんとカバンにしまったり、結構面倒くさいんです。でも、「あのときちゃんとしてたら・・・」って後悔するかもしれないと思うと、ちゃんとしとこう、って思います。
スマホ・カメラを見せない
治安の悪い町を歩いてるときは、もう何も持たずに町歩くか、絶対カバンから出しませんでした。(ビビり)
チラチラ後ろ振り返る
だいぶ挙動不審ですけど(笑)定期的に後ろを振り返るようにしてました。つけられてないか、怪しい人はいないか、常に周りを見ながら町歩きしてました。
怪しい人はガン見して目を逸らさない
そして怪しい人は、自分のことをめっちゃ見てきます。「やだ、怖いわ?」と思って目をそらすとナメられるような気がします(笑)そんなときは「なに見てんねんワレ」ぐらいの勢いでガン見仕返します。自分から目を逸らさないように意識してました。
向こうから親しげに話かけてくる外人は基本信用しない
向こうから話かけてくる外人は、「こいつ怪しい」と最初から疑いの眼差しで接していました。でも、これが良いのか悪いのかはわかりません。
「安全」という視点では良いのですが、「旅行を楽しむ」という視点では、イマイチなのだと思います。
わたしは人を見抜く力がない方だと思っていたので、最初から全員疑ってかかってました(笑)
行ってみたらなんとかなること
旅行にいく前は、「ほんまに大丈夫かな」「ちゃんと無事に帰ってこれるかな」とか色んな不安が頭をよぎると思うんです。
でも、行ってみたらなんとかなります。(笑)
最後に、わたしが旅行していて感じた「なんとかなる」をご紹介します。
英語は話せなくてもなんとかなる
「わたし英語話されへんから海外とか無理やわ〜!」っていう言葉、よく聞くんですけど、英語話せなくても、なんとかなります。
中学生英語+ボディーランゲージでそれなりに通じるし、単語並べるだけでもそれなりにわかってもらえるし、それでも無理だったらGoogle翻訳使えばいいんです。
旅行してるうちに、なんとなく覚えられます。
とかえらそうに言ってるけど、わたしはビビって2ヶ月間フィリピンで英語勉強してから旅行に行きました(笑)
でも、全然ペラベラじゃないですけどね。
一人旅でもなんとかなる
女性の海外一人旅って不安ですよね。とくに中南米とか。一人で中南米旅行してる女性、ほんとカッコイイと思います。
中南米旅行してる女性も、ずっと一人で旅行してる人は少なくて、旅で出会った友達と一緒に行動してることが多かったです。
中南米は日本人宿が多くて、そこで一緒に旅行する友達見つけてました。
なので、一人で旅行するの不安やねんけどっていう方は、まず日本人宿に泊まって、友達見つけて一緒に旅行したらいいと思います。
初海外でもなんとかなる
わたし、世界一周の旅行いくまで海外旅行って2回しか行ったことなかったんです。
・修学旅行のハワイ
・タイのバンコクに3泊
以上。
世界一周って旅慣れた人がするものと思っていたので、「こんな海外経験浅いわたしが長期に海外旅行とか行けるんやろか」ってすごい不安でした。
でも海外経験がほぼ皆無なわたしでも8ヶ月旅行できたので、行ってみたらなんとかなるんやなあ、ってすごく思いました。
番外編
世界一周している女性の看護師率は異常ということ。実は、世界一周してる看護師さんは多いです。
旅行中に出会う女性に職業きいて、一番多かったのが看護師です。(ふくしま調べ)
そして、旅で出会った日本人に職業を聞かれて「看護師」と答えると「でたーーー!看護師!」って言われます(笑)
それぐらい多いです。
看護師はお金も貯められるし、帰ってきてからすぐ仕事に就けるので、旅行に行きやすい環境なのかなと思います。
海外旅行はハードルは高くない
「いつか行ってみたい」って思う場所があるなら、今から準備を始めてみませんか?
「いつか」って思ってたら、その「いつか」一生来ないです。
いつでも働ける看護師の資格があるのに、何かチャレンジしないのはすごくもったいない!
この記事で、「海外旅行、そんなにハードル高くないんやなー行ってみようかなー」って思ってもらえたら嬉しいです。
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福島佳子
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